「真面目でおとなしい」「恨まれることはない」。茨城県境町の民家で23日、小林光則さん(48)夫婦が死亡し、子ども2人がけがをした事件。近隣住民は衝撃を受けるとともに、夫婦について「トラブルめいた話は聞いたことがない」と口をそろえた。
住民によると、妻の美和さん(50)は事件が起きた家で育ったが、光則さんと結婚し、地元を離れた。十数年前、親族の死をきっかけに光則さんとともに家に戻ってきたという。
光則さんは近所の集まりなどにはあまり参加しなかったが、近くに住む農家の50代男性は、「野菜をあげるとお礼を言う腰の低い温厚な人だった」と唇をかんだ。美和さんについても「子どものためにパートで働く頑張り屋だ」と話し、夫婦ともに真面目でおとなしく、恨みを買うようなトラブルは聞いたことがないと強調した。
現場付近は田んぼや畑が広がるのどかな地域だが、この日は朝から報道陣が詰め掛け、騒然とした雰囲気に。近所の水道業の70代男性は「こんなことは初めて。普段は釣り人くらいしかいない」と驚いた様子を見せ、農業の男性(65)は「まさか家の近くでこんなことが起こるとは」と話した。
小林さん夫婦の遺族は県警を通じ、「私たち家族は、大切な家族を突然失い、傷つけられ深い悲しみの中におります」とするコメントを出した。