バイデン氏「寂しくなる、退任後も助言を」…菅首相と10分間懇談

【ワシントン=藤原健作】菅首相は24日午後(日本時間25日午前)、バイデン米大統領とホワイトハウスで約10分間、懇談した。バイデン氏は首相の退陣表明を受け、「私にとって首相は非常に大きな存在であり、寂しくなる。退任後も助言を求めたい」とねぎらった。首相は「今後も日米同盟の重要性に変わりはない」と伝えた。
懇談には、ジル・バイデン大統領夫人が同席した。首相は懇談に先立つ「クアッド」の首脳会談で、米国による日本産食品の輸入停止措置の撤廃に「東日本大震災の復興を後押しする大きな一歩だ」と謝意を示した。