災害時の安否不明者、千葉県が氏名公表へ…救助の迅速化重視し方針転換

千葉県は27日、災害時の安否不明者の氏名を原則公表する方針を決めた。氏名はこれまで公表していなかったが、静岡県熱海市で7月に起きた土石流災害で公表が救助活動の迅速化につながったと判断した。方針は安否不明者の迅速な救助を目的としているため、死者の氏名は従来通り、公表しない。
公表するのは、氏名のほか、被災状況、大字までの住所、性別、年齢。災害の規模にかかわらず、安否情報が必要な場合、県のホームページに掲載し、報道機関にも提供する。災害発生から公表までの時間は、「できるだけ速やかに」とした。
安否不明者が配偶者などからの暴力(DV)の被害者だったり、公表が救助活動に役立たなかったりする場合は対象から除外する。
方針は27日、県内の全市町村に通知された。