『巨匠のニセ版画』が大量流通…元画商と版画工房の男ら逮捕「工房の経営のために」

日本画の巨匠・平山郁夫などの偽の版画が大量に流通した事件で、警視庁は大阪の元画商の男ら2人を逮捕しました。 9月27日に著作権法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府池田市の元画商・加藤雄三容疑者(53)と、奈良県大和郡山市で版画工房を営む北畑雅史容疑者(67)です。2人は、有名画家の遺族の許可を得ずに版画を複製して、真作と偽った疑いがもたれています。 平山郁夫の「流沙朝陽」や東山魁夷の「草青む」など3人の画家の10作品をめぐっては、去年に偽の版画が大量に国内の百貨店などに流通していることが発覚。警察は加藤容疑者の画廊などの家宅捜索で、約80点の偽物とみられる版画を押収していました。 北畑容疑者はMBSの取材に「加藤容疑者から頼まれて8年間で800枚の偽の版画を刷った。工房の経営のためにやった」と関与を認めていました。 (北畑雅史容疑者 今年2月取材) 「(Qいくらで売っていた?)しつこいな、みなさんも。こっちで制作して、1枚1万5000円ぐらいですよ。(Q画商からの依頼は断り切れなかったんですか?)ずっと修復で仕事をやっていたから、そこの修復のつきあいがあったからね。(著作権者に)悪いことしたなと思っていますよ」 2人は偽の版画を作成したことを認めているということで、警察は全容解明を進める方針です。