首相「仕事に答え出すには1年は短すぎる」、最後の記者会見で無念のぞかせる

菅首相は28日、最後の記者会見に臨んだ。1年余りの在任期間を「様々な改革に道筋を付けることができた」と評価しつつ、「様々な仕事に答えを出すには1年は短すぎる」と無念ものぞかせた。
自民党内では、首相が9月初めに総裁選に不出馬を表明して以降、新型コロナウイルス感染者が減少に転じたことについて、「新首相への最大の贈り物になった」と皮肉る声もある。
首相は記者会見で自らの旗振りでワクチン接種が進展したことを繰り返し強調。「数か月前までは、その背中も見えなかった米国の接種率を抜いた」と振り返り、1日100万回の接種を目標に掲げたことについて「退路を断った。やって本当によかった」と述べた。
苦手分野とみられた外交・安全保障政策についても、日米同盟強化や日米豪印による枠組み「クアッド」の首脳会談実現などを挙げ、「日本が歩むべき針路を示せた」と自賛した。今後の政治活動については、若者やNPOの支援などを挙げ、「自分が掲げた政策の実現に取り組んでいきたい。派閥ではなく、政策の勉強会をやっていきたい」と意欲を見せた。
首相はこの日、衆参両院の議院運営委員会にも半年ぶりに出席し、最後の国会答弁を行った。衆院議運委では、医療提供体制の整備などを挙げ、「次の政権にもしっかり引き継いでいきたい」と語った。