新宿にぎわう 緊急事態宣言解除後初の週末 「ホッとしている」「余裕が生まれた」

19の都道府県に発出されていた緊急事態宣言と8つの県のまん延防止等重点措置が解除され、初の週末となった2日。東京・新宿の繁華街は、多くの人でにぎわいを見せた。宣言と重点措置が全面解除となったのは4月4日以来の約半年ぶりで、都の認証を受けたお店は、午後8時までの酒類の提供と午後9時までの時短営業が可能となった。
新宿・歌舞伎町の海鮮個室居酒屋店では、1日の宣言解除と共に午後8時までの酒類提供を再開した。解除初日の売り上げは、前週の同じ曜日の約3倍の人が訪れたそうで、店主は「ようやく店に活気が戻ってきた。引き続きお客さんにも感染対策の徹底をお願いするが、ひとまず暗闇を抜けられてホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
一部売り場を除き、午後9時までの営業を再開した百貨店・伊勢丹新宿本店では、マスク姿で買い物袋をぶら下げたお客さんが多く行き交った。食料品を買いに訪れた70代の女性は、「(解除となって)気持ち的にも時間的にも余裕が生まれた。映画を観るのも控えていたので、この後ようやく行けるのが楽しみ」と明かした。
東京都の小池百合子知事は1日の会見で、「解除という言葉が先立つことで、対策の手が緩んでしまい感染拡大する懸念がある」と話し、「今はコロナをしっかりと抑え込む期間」と主張した。政府は今後、段階的に制限緩和を進める予定で、経済活動と感染防止対策の両立を目指していく。