介護施設送迎車が急ブレーキ 転倒の94歳女性、容体急変し死亡

9月29日午後3時45分ごろ、岩手県奥州市水沢真城の国道4号で、同市の介護施設の送迎用ワゴン車が急ブレーキをかけ、乗車していた遠藤チヨミさん(94)=同市水沢真城=が車椅子から転倒した。遠藤さんは右太ももの骨を折る重傷を負い、10月1日に容体が急変し死亡した。施設側は事故を把握していたが奧州署に届け出ておらず、死亡後に病院から同署に通報があり発覚した。
同署によると、車を運転していたのは施設のパート従業員(67)。交差点で急ブレーキをかけ、その弾みで遠藤さんが車椅子から車内に投げ出された。病院に搬送され手当を受けたが、入院しなかった。その後容体が急変し搬送先の病院で死亡した。死因は空気流入で血液が流れなくなる空気塞栓(そくせん)症だった。
車椅子は車内で固定されていたが、遠藤さんはシートベルトをしていなかった。同署は、自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑などで、運転していた従業員から任意で事情を聴いている。【日向米華】