「なじみ客が首相になるなんて」通い続けるうどん店、定番は「なっとろうどん」

岸田首相の誕生に、地元でゆかりの飲食店などは歓迎と期待に沸いた。
うどん店「一風」(広島市中区)は、岸田首相が国会議員になりたての頃から通う。注文は納豆とたっぷりの山芋をかけた「なっとろうどん」が定番で、今も年に何度か訪れるという。
うなずきながら相手の話を聞いていることが多く、ほかの客から声をかけられると丁寧に応じる姿が記憶に残る。穏やかな雰囲気はずっと変わらないという。
店主の島村光介さん(72)は「なじみ客が首相になるなんて。うれしいね」と笑顔で語り、「広島は『政治とカネ』の問題で揺れた。謙虚な姿勢のまま、クリーンな政治を実現してほしい」と期待した。妻の房子さん(71)は「どんな人の話にも耳を傾ける岸田さんなら、各世代の困りごとに応えてくれるはず」と期待した。
昼食でよく利用するという小料理店「まめ福」(同)の

女将
(おかみ)辻さつみさん(69)は「帰る時には調理場まできて『ごちそうさま』と声をかけてくれる」と話す。
岸田首相が初当選した衆院選で、振り向く人もいない中で演説をしていたのを覚えている。「一生懸命さが伝わってきた。課題は山積みだが、強気の姿勢で立ち向かって」と望む。
岸田首相が40年近く前から足を運ぶおむすび店「むすびむさし土橋店」(同)の店長山本伸一さん(43)は「ほぼ毎年、新年に来店し、持ち帰りで『若鶏むすび』を頼む」という。「広島の首相として、核兵器廃絶にリーダーシップを発揮して」と願いを込めた。
岸田総裁・首相をモチーフにした商品も登場し始めている。期間限定の煎餅「誕生!キッシー瓦版煎餅」(16枚入り、税込み756円)は、広島空港(広島県三原市)で一時、売り切れになるなど人気商品となっている。
発売した菓子土産会社「大藤」(東京)によると、5000個を製造し、同社のオンラインショップや県内で販売。売れ行きがよく、追加生産を準備中という。同社は「近く記念のまんじゅうの販売も計画している」としている。