10月8日、大阪・ミナミの飲食店で火災が発生し、昼時の繁華街が騒然としました。 (記者リポート 正午すぎ) 「千日前商店街の近くです。白い煙が上がっていて、マスクの上からでも焦げ臭いにおいがします」 8日午前11時40分ごろ、大阪市中央区千日前で「ホルモン焼き肉店の換気扇から煙が出ている」と通行人から警察に通報がありました。当時、店は営業中で、中には客もいたということですが、これまでのところけが人や逃げ遅れた人はいないということです。煙は細い路地に広がり、建物が密集する繁華街での消火活動は隣のビルの屋上からも行われていました。 (通報した人) 「電線に延焼してしまってバチバチと。『黒煙が出てるんで早く来てください』と(通報した)」 消防車46台とヘリコプター1機が駆けつけ、火は約1時間半でほぼ消し止められましたが、火元に隣接した建物4棟に燃え広がり、約300平方メートルが焼けたということです。被害を受けた隣接するビルの飲食店の人は…。 (被害を受けた飲食店の人) 「あっという間にうちの店舗にも燃え広がった。最初は煙だけだったので、従業員が消火器を持って上がったんですが、無理だということで、消防の人にも『出てください』と言われた。コロナの緊急事態宣言が終わってやっと店が開いたばっかりだったので、これはちょっと痛いですね。(Q数日は店を開けられない?)数日で済んだらいいですけどね」 警察と消防が火事の原因を調べています。