「派手なヘビ」京都で発見 赤い胴体に白黒斑点、珍種「ジムグリ」と判明

見かけることが少なく、京都府のレッドデータブックで要注目種(生息・生育情報が不足している種)に分類されている珍しいヘビ「ジムグリ」を、京都市左京区岩倉のフリースクール「わく星学校」の生徒らが岩倉で見つけた。頭のV字模様と、赤い胴体に白・黒の斑点が目を引く珍種に、生徒らは「模様がとてもきれい」と振り返った。
ジムグリはナミヘビ科で毒はない。京都市動物園によると低山地や森林に生息し、日中はあまり活動しないため、見かけるのは珍しいという。
9月27日、生徒14人が自然観察の授業で林道を歩いていたとき、道を横切る体長約80センチのジムグリを見つけた。崖の隙間に逃げ込んだが、再び頭を出したところを生徒が素手で捕まえたという。学校へ連れて帰り、水槽で2日間観察した。
生徒(13)は「見つけたときは色が派手でびっくりした。持つと鱗(うろこ)の感触はあまりなく、ツルツルしていた」と話した。