「聞く力」が強みの岸田首相、都立病院を視察「切実な声聞いた…形にしていく」

岸田首相は9日午前、東京都立墨東病院(墨田区)を視察し、新型コロナウイルス対応にあたる現場の医師らと意見交換した。
首相は、重症患者に装着する人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)の説明を受けた。その後、医師や看護師ら病院関係者から現場の様子を聞き取った。
首相は視察後、記者団に「大変なストレスの中で頑張っている皆さんの切実な声を聞いた。しっかり受け止め、形にしていかなければいけない」と強調した。
首相の視察は就任後初めて。10日は宿泊療養施設となっている横浜市のホテルを訪問する予定だ。首相は自らの強みを「聞く力」としており、全閣僚が「車座対話」を行って、行政を点検する方針を示していた。