河村たかし市長の給与カット条例案、名古屋市議会が否決…幕引き図れず「極めて残念」

名古屋市の河村たかし市長が表敬訪問した五輪選手の金メダルをかじった問題で「責任を明らかにする」として9月定例会に提出されていた市長給与3か月分(150万円)を全額カットする条例案について、名古屋市議会は12日の本会議で、反対多数で否決した。
自民、名古屋民主、公明、共産などが反対し、賛成したのは河村市長が代表を務める地域政党「減税日本」の市議だけだった。反対した会派からは「行政の長と政治家個人の両面の責任がある中、条例という措置で議会が判断を行うのは困難だ」などの声が出ていた。
河村氏は給与カットでこの問題の幕引きを図りたい考えだった。本会議後、取材に応じた河村氏は「極めて残念」と述べたうえで、150万円を市民に寄付する考えを明らかにした。ただ、政治家が選挙区内の有権者に寄付する行為は公職選挙法で禁じられており、河村氏は「(市長を)辞めてからになるのか、考えさせてほしい」と述べた。