自民党の河村建夫・元官房長官(78)(衆院山口3区)が衆院選に出馬せず、引退する意向を固めた。山口3区では、参院からのくら替えを表明した同党の林芳正・元文部科学相が出馬予定で、河村氏の不出馬により保守分裂は回避される見通しとなった。
甘利幹事長が13日に河村氏と会談し、出馬見送りを打診。河村氏は同日夜、遠藤利明選挙対策委員長に受け入れる考えを伝えた。党は河村氏の長男を比例選で処遇する方向で、林氏については当選後に追加公認する案が浮上している。
河村氏が所属する二階派の二階俊博前幹事長らは、現職のいる選挙区へのくら替えは党の内規違反だと主張してきた。同派幹部は「二階氏が幹事長のままだったら、想像できなかった展開だ」と不満を漏らした。
河村氏は当選10回で、文科相や党選対委員長を歴任。活字文化議員連盟の代表幹事なども務めた。