「随契せんと入札したらええねん」前香芝市議が業者選定方法の変更を市職員らに要求

奈良県香芝市のごみ処理施設をめぐって、前市議が施工業者の顧問から賄賂を受け取ったとして逮捕された事件で、前市議は市の職員らに業者を選ぶ方法の変更を強く求めていたということです。 奈良県香芝市の前市議・北川重信容疑者(72)は市内のゴミ処理施設の建て替え工事などをめぐって、施工業者の顧問の男性(72)から2018年から13回にわたって、あわせて約479万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。 2018年9月に行われた北川容疑者と市職員らとの会議の議事録には、北川容疑者が「随契せんと入札したらええねんまあいうたら」と市職員らに発言していたということです。捜査関係者などによりますと、北川容疑者は市職員らに対し工事業者を選ぶ方法をそれまでの随意契約から一般競争入札に変えるよう強く求めていたということです。 また、北川容疑者は議会でも複数回にわたり一般競争入札への変更を求める発言をしていたということです。北川容疑者について香芝市議会の議長は次のように話しています。 (香芝市議会 川田裕議長) 「強硬的な言い方もあったと職員レベルからは聞いています。かなり一方通行的なね、行政も困っていました」 この変更によって男性が顧問を務める業者が入札に参加できるようになりましたが、別の業者が落札しました。特捜部は賄賂の見返りとして業者選定方法の変更を求めていたとみて捜査しています。