大麻を密売目的で栽培したなどとして、福岡県警などが、福岡市内の密売グループの12人を大麻取締法違反容疑で逮捕していたことが、捜査関係者への取材でわかった。マンションの一室などに報酬付きで住み込みのメンバーを置き、24時間態勢で大麻を管理。住み込みのメンバーのうち1人には、月約30万円の報酬を支払っていたという。
捜査関係者によると、逮捕されたのは、ともに福岡市在住の無職の被告(28)、自営業の被告(31)ら。両被告らは、福岡市内のマンションなどに複数の栽培拠点を設け、営利目的で大麻草を栽培するなどした疑いで逮捕、起訴された。7月下旬、捜査員が関係先を捜索し、栽培途中の大麻草数十株や乾燥大麻、大麻樹脂などを押収。捜査当局は、グループが遅くても2年ほど前から栽培や密売を繰り返し、少なくとも月数百万円を売り上げていたとみて調べている。
グループは20~40歳代で、両被告がリーダー格。音楽関係のイベントや出会い系アプリなどで知り合った。自営業の被告は地元ラジオ局のDJやイベントMCを務め、SNSで大麻の使用を勧める投稿を繰り返していたという。
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グループの一人で大麻取締法違反に問われた無職の被告(41)は20日、福岡地裁で開かれた初公判で起訴事実を認め、事件の経緯を明かした。
自身の説明によると、被告はインターネットを通じて知り合った自営業の被告に「仕事を手伝ってほしい」と頼まれ、実家がある静岡県から福岡に引っ越した。大麻栽培に関わることは、自営業の被告に会うまで知らされていなかったという。
住み込みで大麻を栽培していたマンションの家賃や光熱費などは、自営業の被告が負担。栽培状況は、メッセージが自動的に消去される通信アプリ「テレグラム」で、自営業の被告に毎日報告していたという。