三重県の津市議会は20日、元自治会長(61)(詐欺罪で有罪確定)と緊密な関係があるとされた、田矢修介議員(49)に対し、辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。決議に法的拘束力はなく、田矢議員は取材に対し「指摘を
真摯
(しんし) に受け止める。今後については明言を避けたい」と話した。
決議によると、田矢議員は、市職員や議員が元自治会長に
叱責
(しっせき) され、土下座させられる場にたびたび同席し、他の議員にもその場に来るよう連絡していた。元自治会長の関係者からバレンタインデーのチョコレートを受け取り、返礼として菓子を贈ったほか、元自治会長の親族の結婚式に出席するなどしていた。
決議は、これらの行為が元自治会長の「有形無形の圧力」を助長させ、行政対象暴力や補助金詐欺事件などに、多大な影響を及ぼしたと指摘している。
このほか、元自治会長に関連する問題で、他の2議員に対する辞職勧告決議案の採決も行われたが、ともに賛成少数で否決された。