31日の衆院選投開票まで1週間となり、与野党党首は日曜日の24日、全国各地で支持拡大へ訴えを強めた。岸田文雄首相(自民党総裁)と山口那津男公明党代表は初の街頭演説そろい踏み。立憲民主党の枝野幸男代表と共産党の志位和夫委員長はそれぞれ政権交代を呼び掛けた。
首相は堺市と大阪市で山口氏と並んで立ち、「給与を引き上げ、成長の果実を実感してもらう経済を公明党とつくっていきたい」と表明。持論の「成長と分配の好循環」実現に与党で取り組む姿勢をアピールした。
山口氏は立民が共産から「限定的な閣外からの協力」を受けることで合意したことを「連立政権は閣僚を出し合って責任を持つことがなければ本物ではない」と批判した。
これに対し、枝野氏は神戸市で「強い者だけに光が当たる政治を続けるか変えるか、決める力を持つのはあなただ」と強調。安倍政権以来の新自由主義的な経済政策からの転換も主張した。
志位氏は京都市で、立民との合意について「本気の共闘がつくられたのは歴史上初めてだ」と胸を張り、「あなたの1票で政権を代えられる」と声をからした。
日本維新の会の松井一郎代表は東京都内で演説。自民、立民の分配政策の財源に矛先を向け、「赤字国債より他の財源を見つけた方がいい」として行政改革の推進を訴えた。国民民主党の玉木雄一郎代表は名古屋市で、公約に盛り込んだ被選挙権年齢の引き下げについて「若者の政治参加が深まる」とアピールした。
れいわ新選組の山本太郎代表、社民党の福島瑞穂党首、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花孝志党首も街頭などで支持を訴えた。
[時事通信社]