「#教師のバトン」というハッシュタグを使い、教員たちの声をツイッターなどのネット交流サービス(SNS)で広げる企画「『#教師のバトン』プロジェクト」について、末松信介文部科学相は26日の閣議後記者会見で「現場の声を聞いて現場を支えていくというプロジェクトの趣旨は重要」と述べ、今後も続けていく考えを示した。
企画は、教育活動に懸ける思いや優れた実践などを現場の教員たちに発信してもらい、教職の魅力を広く知ってもらう狙いで萩生田光一前文科相時代の3月26日に始まった。ところが思惑は外れ、スタート直後から長時間労働など仕事の過酷さを訴えるツイートが相次ぐなどネット上で「炎上」。当時の義本博司総合教育政策局長(現事務次官)が「現場の声を集め、改革の推進力とする『働き方改革のプラットフォーム』の場にしたい」と釈明するなど、軌道修正を迫られた。
末松氏が就任した10月4日以降、プロジェクトの公式アカウントによる情報発信はまだないものの、会見で末松氏は「続けたいと考えている」と明言。「政策を策定していく上での一つの根拠にしたい。日々、真摯(しんし)に取り組んでいる現場の先生のサポートにしっかりと取り組んでいく」と語った。【大久保昂】