高知県警高知南署梅ノ辻交番(高知市)で警察官に包丁を突きつけたとして銃刀法違反などに問われた東京都世田谷区、無職の男(41)の初公判が25日、高知地裁(前田早織裁判官)であった。男は「自殺できず、銃で撃ってほしかった」と述べた。
起訴状などでは、男は8月31日、無人の交番に侵入し、立ち寄った男性巡査長に「銃を抜け」などと言って約16センチの包丁を示したとしている。
男は仕事をやめ、借金もあって生活に行き詰まっていたといい、「刃物を見せれば撃ってくれると思った」と説明した。検察側は「社会的な影響が大きい」などとして懲役1年を求刑。弁護側は「警察官に危害を加えるつもりはなかった」と執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は11月10日に言い渡される。