3歳の男の子が熱湯をかけられて死亡した事件。母親の交際相手のスマートフォンには複数の「暴行動画」が残されていました。 暴行の疑いで逮捕・送検された無職の行歩寿希容疑者(23)。今年6月に交際相手の松原拓海容疑者(24)とともに、大阪府摂津市のマンションで長男・新村桜利斗ちゃん(当時3)の頭をクッションで殴った疑いがもたれています。松原容疑者は桜利斗ちゃんに熱湯をかけて殺害した罪で今年10月に逮捕・起訴されています。 警察によりますと、松原容疑者のスマートフォンには桜利斗ちゃんを殴る様子を撮影した動画が複数残されていたということです。動画には2人の笑い声と桜利斗ちゃんの泣き声も入っていたということで、警察は日常的に虐待が行われていたとみて調べています。 幼い命が奪われた今回の事件。知人らが「桜利斗ちゃんが虐待を受けている」と摂津市に繰り返し通報していたにもかかわらず防ぐことができませんでした。 (行歩容疑者の知人) 「最後の砦だから『助けてあげてください』とお願いしたのに、対応をちゃんとしてくれなかったせいで。砦の意味がないですよね」 10月28日に摂津市議会では、緊急性が高くないと判断し警察にも情報共有を行わなかった行政の対応を疑問視する声が相次ぎました。 (香川良平市議) 「これは虐待であると考えます。なんで家庭訪問をして部屋の確認をしなかったのか」 (摂津市の担当者) 「母親と交際相手にも会って、今後子どもを叩かないという約束をしたのを受けて、引き続き子どもを“見守る”ということに」 (森西正市議) 「再発防止策に向けた対応方法については?」 (摂津市の担当者) 「有識者によるスーパーバイザーを確保して、再発防止の一助としてまいりたいと考えております」 大阪府は専門家による検証部会を開いていて、行政の対応などを検証しています。