身分証明書紛失、携帯せず原発立ち入り検査…原子力規制庁調査で11枚紛失判明

原子力規制委員会は27日、委員会の事務局を担当する原子力規制庁の職員10人が身分証明書など計11枚の証明書を紛失したと発表した。うち3枚は原子力発電所などへの立ち入り検査で携帯が義務づけられている身分証明書だが、携帯せずに検査を行っていた。
規制委によると、紛失が確認されたのは、検査時に必要な「検査官証」2枚と「立入検査証」1枚のほか、テロ対策などの機密情報を扱う職員に発行する「信頼性確認済証」8枚。第三者による不正使用は確認されていないという。
同庁の地方事務所職員が8月、検査官証と立入検査証の2枚を紛失したと申告。規制委が全庁で同様の例がないか調査したところ、他にも9人が1枚ずつなくしていたことが判明した。
検査時は運転免許証などで本人確認をしていたため実際に提示する場面はなく、紛失時期は不明という。規制委は今後、年1回の証明書の所在確認などを行う。