レクサスLX、愛知で盗難急増 1~9月、被害の1割占める

トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の盗難が愛知県内で相次いでいる。中でもスポーツタイプ多目的車(SUV)「LX」に被害が集中。県警によると、1~9月末までの自動車盗難発生件数557件のうち93台がLXだった。海外への転売などが目的とみられる。こうした事態を受け、県警や自動車販売会社などで作る「県自動車盗難等防止協議会」は、県内在住のLXユーザーを対象に盗難防止装置の無償配布に乗り出した。
県警など防止装置無料配布
対象者は、同協議会のフェイスブックから申し込む。募集は来年2月末までだが、定員になり次第終了する。
20日に、名古屋市天白区荒池のカーセキュリティー専門店「セキュリティラウンジ名古屋」で行われた同協議会による盗難防止装置の贈呈式では、実際に被害に遭いそうになったLXの所有者2人が参加。手軽に設置できる盗難防止グッズを受け取った。
配布されたグッズは、シートベルトとハンドルを固定する装置と不自然な振動などを感知すると警報が鳴る警報装置の2種類。いずれも簡単に取り付けることができる一方で、取り外すことは難しく盗難防止には効果的という。
参加した名古屋市緑区の男性(41)は1月ごろ、出勤のため車に乗ろうとしたところ、バンパーが外され、解錠されていることに気がついた。車庫のシャッターが開けられなかったため盗み出すのは断念したようだった。防犯カメラを設置するなど対策はしていたといい、男性は「それでも盗もうとするのか」と驚いたという。男性は「二度と被害に遭わないためにさっそく取り付けたい」と話した。【森田采花】