「疲れたので荷物持って」と高齢男性が欄干乗り越え…通りがかりの男女ら腕やズボンつかむ

飛び降り自殺をしようとしていた高齢男性を協力して引き留め、命を救ったとして、大阪府警は、府内の男女3人に感謝状を贈った。
いずれも会社員で、大阪府高槻市の63歳の男性、大阪市淀川区の24歳の女性、同市東淀川区の38歳の男性。
9月28日午後6時10分頃、大阪市北区の新淀川大橋で、帰宅途中だった63歳の男性は前から歩いてきた70歳代の男性に突然「疲れたので荷物を持ってほしい」と手提げかばんと


(つえ) を渡された。63歳の男性が受け取ると、男性は欄干を乗り越えて「末期の肺がんなので家族に迷惑をかけたくない」などと話し始めた。
「自殺する」と感じた63歳の男性は慌てて男性の腕をつかみ、「離してくれ」と叫ぶ男性を引き留めた。そこに偶然通りかかった24歳の女性と38歳の男性も男性の腕やズボンをつかみ、隙を見て110番。約10分後に警察や消防が到着し、男性を保護した。3人はこの日が初対面だったという。
大淀署で今月12日に伝達式があり、吉村仁志署長が3人に感謝状を手渡した。63歳の男性は「男性が生きていると聞いて安心した」と話し、38歳の男性は「とても見過ごすわけにはいかなかった」と当時を振り返った。24歳の女性は「加勢してよかった」と笑顔を見せた。