枝野代表辞任、共産「共闘路線の継続を」…与党は「注意深く見守る」

立憲民主党の枝野代表が辞任を表明し、党運営から退くことになった。衆院選で選挙協力を行った共産党などからは、来年夏の参院選に向け、枝野氏が敷いた共闘路線の継続を求める声が出ている。与党は、新執行部の体制や野党協力の行方を注視している。
立民は衆院選で、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党の枠組みで協力関係を築いた。枝野氏は野党第1党の党首として、枠組み作りを主導してきた。
共産の小池書記局長は2日、記者団に「苦労しながら共通政策や(候補者の)一本化を積み上げてきたので大変残念だ」と惜しんだ。その上で「立民とは協力と連携をさらに発展させたい」とも語り、引き続き協調していく考えを示した。
れいわの山本代表は、「消費税ゼロ」などの政策を挙げ、「新代表と参院選に向けて共闘できるよう、話し合っていきたい」とのコメントを出した。社民の福島党首も「誰が代表になっても立民と一緒に歩いていくことは変わらない」と述べた。
連合「戦いづらかった」、総括求める

共産との共闘を巡っては、立民を支援する連合が「戦いづらかった。共産と一緒に戦う形は受け入れられない」(芳野友子会長)と批判し、総括を求めている。国民の玉木代表は2日、「衆院選では、我々や連合と連携がうまくいかない部分もたくさんあった」と指摘した。「共産党との関係、外交・安全保障やエネルギーなどの基本政策をどうするかを注視したい」とも語った。
一方、共産党を含む共闘路線への評価は、与党内でも分かれている。
自民党の世耕弘成参院幹事長は2日の記者会見で、「野党が候補者を多くの選挙区で絞ったことは一定の効果はあった」と述べた。自民党内には、「共産党と決別できなければ万年野党で脅威にはならない」(ベテラン)との声もある。公明党幹部は、「参院選に向けてどういう執行部を作るのか、注意深く見守りたい」と語った。