日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。 たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。 その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち14万部を突破するベストセラーになっている。 コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「眞子さん結婚問題の深淵」について解説する。 ■「分断」を象徴するかのような結婚会見 幾多の障害を乗り越えて、眞子さんと小室圭さんがゴールインしました。本来は、とてもおめでたい話なのに、国民の世論は「賛成派」「反対派」で真っ二つ。 10月26日に行われたお二人の結婚会見も、結婚を「肯定する側」「否定する側」が最後まで歩み寄ることがない、まさに「分断」を象徴するかのような内容でした。 落ち着いた様子の眞子さんから感じられたのは、「喜び」というよりも「怒気」と「悲しみ」。彼女たちに共感する立場の人には、その潔さ、吹っ切れ方が、すがすがしく見えたほどでしたが、逆に反対する人たちは、後ろ足で砂をかけられたような気分になったかもしれません。 ここまでこじれた最大の要因はなんといっても「『コミュニケーション』のもつれ」ではなかったでしょうか。突き詰めれば、「何をしたか、しなかったか」というより「何を言ったか、言わなかったか」の問題。 当初から、もっと上手にコミュニケーションができていれば、ここまで禍根を残すことにはならなかったでしょう。本記事では、お二人の「話し方」から、「会見に込められた意図」を読み取るとともに、「今後の皇室のコミュニケーション戦略のあり方」について考えてみましょう。 今回の会見の「お二人がコメントを述べ、質問は文書で回答」という、これまでの常識をすべて取っ払った「前代未聞」のやり方には、「古びた慣習には従わない」「私たちのやり方を貫くのだ」という強い意志が現れていました。 ■「新時代の女性」を体現するかのような態度 一切の忖度はなく、謝る気もそぶりもない。たとえば、気の弱い人や企業なら、通常であれば「皆様にご心配とご迷惑をかけてすみませんでした」ぐらいなことは言ってしまうものです。
日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち14万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「眞子さん結婚問題の深淵」について解説する。
■「分断」を象徴するかのような結婚会見
幾多の障害を乗り越えて、眞子さんと小室圭さんがゴールインしました。本来は、とてもおめでたい話なのに、国民の世論は「賛成派」「反対派」で真っ二つ。
10月26日に行われたお二人の結婚会見も、結婚を「肯定する側」「否定する側」が最後まで歩み寄ることがない、まさに「分断」を象徴するかのような内容でした。
落ち着いた様子の眞子さんから感じられたのは、「喜び」というよりも「怒気」と「悲しみ」。彼女たちに共感する立場の人には、その潔さ、吹っ切れ方が、すがすがしく見えたほどでしたが、逆に反対する人たちは、後ろ足で砂をかけられたような気分になったかもしれません。
ここまでこじれた最大の要因はなんといっても「『コミュニケーション』のもつれ」ではなかったでしょうか。突き詰めれば、「何をしたか、しなかったか」というより「何を言ったか、言わなかったか」の問題。
当初から、もっと上手にコミュニケーションができていれば、ここまで禍根を残すことにはならなかったでしょう。本記事では、お二人の「話し方」から、「会見に込められた意図」を読み取るとともに、「今後の皇室のコミュニケーション戦略のあり方」について考えてみましょう。
今回の会見の「お二人がコメントを述べ、質問は文書で回答」という、これまでの常識をすべて取っ払った「前代未聞」のやり方には、「古びた慣習には従わない」「私たちのやり方を貫くのだ」という強い意志が現れていました。
■「新時代の女性」を体現するかのような態度
一切の忖度はなく、謝る気もそぶりもない。たとえば、気の弱い人や企業なら、通常であれば「皆様にご心配とご迷惑をかけてすみませんでした」ぐらいなことは言ってしまうものです。