文化庁は5日、優れた文化記録映画作品を表彰する2021年度文化庁映画賞を受賞した「夜明け前のうた 消された沖縄の障害者」(原義和監督)について、受賞記念の上映会を延期すると発表した。作品に登場する人物の遺族から「事実関係が異なる場面があり、監督側に抗議している」との連絡を受けたという。
文化庁は9月、精神障害者を自宅に隔離する「私宅監置」を描いた「夜明け前のうた」を含む3作品を優秀賞に決定したと公表。その後、遺族が贈賞と上映会の取りやめを要望した。
文化庁は「作品全体への評価には影響がない」として予定通り贈賞した。一方、「遺族の人権を傷つける可能性がある」として、今月6日に東京都内で開かれる上映会での上映延期を決めた。受賞したほか2作品の上映は行われる。
[時事通信社]