インターネットバンキングで不正送金された現金を引き出したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は15日、東京都豊島区南長崎1、アルバイト、林沢凡(たくほ)容疑者(20)を窃盗や電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。
詐欺グループで現金を現金自動受払機(ATM)などから引き出す役割の「出し子」とみられる。同課は今年2月以降、林容疑者がネットバンキングの口座から不正送金された数千万円を、100回以上にわたって出金したとみて裏付けを急いでいる。金額や引き出し回数が多いため、捜査員の間で「出し子ナンバーワン」などと呼ばれていた。
逮捕容疑は何者かと共謀して3月18日、豊島区内のコンビニエンスストア2店のATMで、他人名義のキャッシュカード2枚を使って7回にわたり、神奈川県の60代男性のネットバンキングの口座から二つの銀行口座に不正送金された現金計約250万円を引き出したとしている。容疑を否認している。
サイバー犯罪対策課の捜査員が今年2月、現金が引き出されたATMの防犯カメラに映った人物の目元と似ている人物を池袋駅付近で目撃。捜査を進めたところ、林容疑者であることが確認されたという。【柿崎誠】