「ラニーニャ現象での寒冷多雪の冬」 除雪車の点検やけん引訓練

冬本番を前に、滋賀県高島市今津町今津の「今津スノーステーション」で、滋賀国道事務所が除雪作業出動式を行った。除雪車を点検し、道路への積雪に備えた。
16日に行われた式典では、中尾勝所長が参加者約50人を前に、「いよいよ雪害シーズンとなってきた。人々の生活を支えるライフラインを守り抜くのが道路管理者の使命。準備を十分にしていかねばならない」と訓示した。日本気象協会関西支社の石川明弘さんは「近畿地方はラニーニャ現象の影響で寒冷多雪の冬となる見込み。冬の始まりは寒暖の変化が大きく、一度に多くの雪が降る可能性がある」と説明した。
この後、除雪作業に当たる作業員らが除雪車両の稼働や走行のテストを行った。立ち往生している乗用車をけん引して移動する訓練もあった。同事務所は20日から来年3月25日までを雪害対策期間に設定している。