兵庫県稲美町で住宅が全焼し小学生の兄弟とみられる遺体が見つかった放火事件で、火事のあと連絡が取れなくなっている兄弟の伯父は、所持金がなく徒歩で家を出たとみられることが分かりました。 11月19日の深夜、兵庫県稲美町で木造住宅が全焼した火事では、焼け跡から住人の小学生の兄弟とみられる遺体が見つかり、警察が放火事件として捜査しています。 出火当時、兄弟と一緒に家にいたとみられる伯父(51)とは今も連絡が取れていません。捜査関係者によりますと、近隣住民から火事の通報が入る直前、伯父とみられる男性が立ち去る姿が付近の防犯カメラに映っていたということです。 また、伯父は所持金なしで徒歩で家を出たとみられるということです。 (近隣住民) 「お金も持ってないし、何も無い状態で出ていたら本当に行く所が無いだろうなと。そのことだけが心配で、早く出てきてもらいたいなと」 また、焼け跡から見つかった布団の繊維からは油のようなものが検出されたということで、警察は伯父が何らかの事情を知っているとみて行方を捜しています。