国の許可を取らずに不正に着物を販売した疑いで摘発された呉服販売店について、元従業員がMBSの取材に対して「どんなことがあっても買わせろ」と厳しいノルマが課せられていたと証言しました。 割賦販売法違反の疑いで逮捕された呉服販売店「きもの松葉」の社長・松葉将登容疑者(48)らは去年5月~今年4月にかけて、国から許可を得ずに分割で「前払い金」を支払わせる販売方式で、客17人に着物などを総額・約1600万円で販売した疑いが持たれています。 11月30日、5年前まで働いていた元従業員がMBSの取材に応じ、「厳しいノルマが課せられていた」と証言しました。 (きもの松葉の元従業員) 「正直に言って、もうムチャクチャですね。誰でもいいから店に呼べと。『どんなことがあっても買わせろ』と。そして支払いができない人でも契約書を交わせと。『買うまで帰すな』という指導がありました」 警察は、厳しいノルマが違法な販売手法につながった可能性もあるとみて、捜査しています。