准看護師「後で返せば分からない」、入院患者の口座から現金引き出す…患者死去後も

神奈川県警山手署は30日、横浜市戸塚区の准看護師(55)を窃盗容疑で逮捕した。発表では4月21日~6月24日、勤務先の病院に入院していた80歳代の男性患者のキャッシュカードを不正に使い、コンビニ店2店舗のATMで計5回にわたって計56万7000円を引き出し、盗んだ疑い。「生活費にした。コロナで一般の面会が禁止されていたので、後で返せば分からないだろうと思った」と供述している。
山手署幹部によると、准看護師は、男性がカードに貼り付けていたメモ書きで暗証番号を知り、6月中旬に男性が亡くなった後も現金を引き出していたという。山手署は7月、男性のめいから「誰かが勝手にお金を引き出している」と相談を受け、捜査していた。