「右折禁止」で168人誤摘発=規制ある交差点と勘違い―愛知県警

愛知県警は3日、誤った道路標識を設置し、交通違反で168人に対し右折禁止違反を取り締まっていたと発表した。県警は取り締まりを受けた人に謝罪の上、違反点数を取り消した。反則金計約114万円も返還する。
県警によると、誤って摘発したのは愛知県瀬戸市の県道と市道が交わる交差点。鋭角に交わっていることから、瀬戸署の交通課員が右折禁止の規制があると思い込み、県警交通規制課を通じ、8月に道路標識を設置した。
瀬戸署員が11月、規制状況の点検作業をした際、この交差点は規制がないと判明。標識設置から約2カ月半で168人を誤摘発していたことが分かった。県警本部と署はともに、規制の有無の確認を怠っていたという。
熊沢秀泰・交通規制課長の話 深くおわびする。適正な交通規制に万全を期する。
[時事通信社]