今日4日(土)15時、台風21号は南鳥島近海で熱帯低気圧に変わりました。昨夜から今朝にかけて小笠原諸島の300km以内に接近したことで、12月としては17年ぶりに「接近台風」となりました。
12月の接近は2004年の台風27号以来
▼熱帯低気圧 12月4日(土)15時 中心位置 南鳥島近海 移動 北東 45 km/h 中心気圧 1006 hPa台風21号は今日4日(土)3時に小笠原諸島・父島の南東約250kmまで近づき、接近した台風となりました。12月の接近台風は珍しく、1951年の統計開始以来、去年までで6個しかありません。前回は先島諸島に接近した2004年の台風27号ですので、17年ぶりです。その前の年の2003年の台風21号は今回と同様に、小笠原諸島に接近しています。※気象庁では、台風の中心が全国の気象官署等から300 km以内に入った場合を「接近した台風」として統計を行っています。
急発達と急衰弱
3日(金)と4日(土)正午の台風の雲
また、今回の台風21号は発達と衰弱が急だったことも特徴的です。海面水温が高い海域を進んでいたことに加え、上空の風の環境が良かったことで2日(木)から急発達。2日(木)9時から3日(金)9時の24時間で中心気圧は45hPa低下し、非常に強い勢力となりました。ただ、その後は風の環境が急速に悪化し、北上して海面水温の低い領域に進んできたことで今度は一気に衰弱。昨日3日(金)の正午は925hPaだった中心気圧は、今日4日(土)正午で1000hPaとなり、衰弱過程で24時間で75hPaも中心気圧が上昇しました。15時には熱帯低気圧へと勢力を弱めています。なお、現在の所、日本の南の海上で新たな台風が発生する気配はなく、21号は今年最後の台風となるかもしれません。