1日に20歳の誕生日を迎えた天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは5日、皇居・宮殿で成年行事に臨まれた。ローブデコルテにティアラ(宝冠)や勲章をつけた正装で宮殿の車寄せに姿も見せ、報道陣から「おめでとうございます」と祝福されると、「ありがとうございます」と笑顔で応じた。
主な成年行事は愛子さまが学習院大在学中であることを考慮し、5日の日曜日に実施されることになった。午前中は歴代天皇らを祭る皇居・宮中三殿を参拝。その後、宮殿で女性皇族最高位の勲章「宝冠大綬章」が天皇陛下から授与された。午後は両陛下にあいさつ後、仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区)に車で出向き、祖父母である上皇ご夫妻にもあいさつした。仮御所周辺には住民ら約230人が訪れ、愛子さまは窓を開けて手を振って応えた。
夕方には再び宮殿で、秋篠宮さまをはじめとした皇族方、三権の長、元皇族らから両陛下とともに祝賀を受けた。愛子さまに自身のティアラを貸した上皇ご夫妻の長女黒田清子さんも夫婦で出席したという。
ティアラは新型コロナウイルス禍を踏まえて現時点での新調が見送られた。また、成年行事では祝宴や茶会も行われなかった。20歳を迎えたことに伴う記者会見は来年3月に行われる。【井川加菜美】