立民「論戦しがいある演説」=野党、岸田首相と対決に意欲

岸田文雄首相の6日の所信表明演説について、野党各党は「論戦しがいがある」(泉健太立憲民主党代表)などと首相との対決に意欲を示した。泉氏は、立民が掲げてきたキーワードが演説で多用されていると指摘しながら、今後の各党代表質問や予算委員会で議論を展開する考えを示した。
泉氏は国会内で記者団に「『分厚い中間層』とか『ボトムアップ』とか立民が訴えてきた言葉が随所にあった。われわれの言ってきたことが正しかったということだ」と主張。一方、「言葉だけで終わるものではない。本当に実現するものなのか具体的に論戦したい」と語った。
日本維新の会の馬場伸幸共同代表は「何をされるのか具体的によく分からない」と述べた。国民民主党の玉木雄一郎代表は、「デジタル田園都市スーパーハイウエー」などのカタカナ語が多かったことに触れ、「困っている国民を救うための具体策がない。抽象的な論文だ」と批判した。
共産党の志位和夫委員長は、敵基地攻撃能力の検討が演説に盛り込まれたことについて「海外で戦争する国づくりへの大変危険な動きだ」と強い警戒感を示した。
自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「力強い所信表明だった。意気込み、決意が伝わってくる内容だ」と評価。公明党の山口那津男代表も記者団に「丁寧で寛容な政治、成長と分配の好循環といった首相の言い回しをちりばめながら、新しい政治姿勢を強調していた」と語った。
[時事通信社]