地震・津波観測網に障害 釧路・青森沖のデータが届かず

気象庁は8日、地震・津波観測網「S―net(エスネット)」で障害が発生したと発表した。釧路・青森沖付近を震源とする地震が発生した場合、緊急地震速報の発表が最大15秒程度遅れるほか、津波観測の精度が下がり、大きな津波があった際の初報から津波警報への切り替えが遅れる恐れがある。
エスネットは日本海溝、千島海溝付近に設けた150カ所の観測点を海底ケーブルで結んだ約5500キロの観測網。気象庁によると、釧路・青森沖の23カ所の観測点で8日正午過ぎから観測データが届かなくなった。電力が供給されていない状態という。防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が原因を調べているが、午後6時時点で復旧のめどは立っていない。
障害が起きた箇所は2016年7月から運用され、障害が発生したのは初めてという。【井口慎太郎】