藤井浩人前市長、美濃加茂市長選に出馬へ 収賄罪で有罪、再審請求

岐阜県美濃加茂市の浄水プラント設置を巡り受託収賄容疑などで2014年に逮捕・起訴され、17年12月に有罪が確定した前市長の藤井浩人氏(37)が、来年1月16日告示・23日投開票される市長選に立候補する意向を固めた。藤井氏が9日、毎日新聞の取材に明らかにした。藤井氏は11月、「有罪判決は誤り。ぬれぎぬを解消したい」として名古屋高裁に再審請求している。
市長選には現職の伊藤誠一氏(65)も既に立候補表明しており、選挙戦となる見通し。
藤井氏は市議1期目の13年6月、市長選に初当選し、当時の全国最年少の市長となった。しかし14年6月、市議時代の浄水プラント設置を巡る受託収賄容疑などで愛知・岐阜両県警に逮捕され、その後起訴された。15年3月の1審・名古屋地裁判決で無罪、16年11月の2審・名古屋高裁では懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金30万円の逆転有罪判決を受けた。
藤井氏は同年12月に辞職し、17年1月の出直しとなる同市長選で再選。同年5月の任期満了に伴う市長選で3選を果たしたが、同年12月に最高裁が藤井氏の上告棄却を決定し、有罪が確定した。3年間の執行猶予期間中は公民権が停止されていた。今年11月30日には確定判決で重要視された贈賄側の知人証言が誤りだと主張し、名古屋高裁に再審請求した。
藤井氏は毎日新聞の取材に「市民一人一人に政策と思いを届けるため一生懸命取り組みたい」と話した。13日にも正式表明する。【熊谷佐和子】