運転停止30分後の飲酒検査は有効 運転手の上告棄却 最高裁

警視庁が運転停止から約30分後に実施した飲酒検査で飲酒運転を認定したのは不当だとして、東京都内の男性が都に免許取り消しの撤回を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(渡辺恵理子裁判長)は7日付で、男性の上告を棄却する決定を出した。検査を有効として飲酒運転の成立を認めた東京高裁判決(2021年6月)が確定した。裁判官5人全員一致の意見。
1、2審判決によると、男性は16年11月、酒を飲みながらオートバイを運転。警察官に制止され、問答の末に約30分後に飲酒検査したところ、呼気から基準値を上回るアルコールが検出された。東京地裁は20年7月、運転時は基準値以下だった可能性があるとして飲酒運転を認めなかったが、東京高裁は検査で基準値を超えた以上、飲酒運転は成立すると判断した。【近松仁太郎】