時代劇画の第一人者、劇画家の平田弘史(ひらた・ひろし)さんが11日、心不全のため死去した。84歳。東京都出身。16日、公式サイトで発表された。
1958年、一晩にして処女作「愛憎必殺剣」を描き上げ、大阪の貸本漫画出版社・日の丸文庫に即採用されてデビュー。以後、独学で修練し、貸本短編誌「魔像」の看板漫画家として、時代劇を中心に骨太な作品を発表。60年代の「劇画ブーム」のさなか、瞬く間に時代劇画の第一人者となった。
劇画ブームの先陣となった「座頭市」、「薩摩義士伝」「弓道士魂」「駿河城御前試合」「黒田三十六計」などで知られる。
力強い毛筆による書も高く評価され、大友克洋氏の「AKIRA」など数多くの題字を手掛けた。
2013年、第42回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。17年には東京・弥生美術館で初の原画展が開催された。
今年8月にはみなもと太郎さん、9月にはさいとう・たかをさん、10月には白土三平さんと時代劇漫画の巨匠が相次いで亡くなった。