首相、ワクチン3回目接種の前倒しを表明…医療従事者ら接種間隔を6か月に

岸田首相は17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、医療従事者や高齢者ら約3100万人を対象に2回目との接種間隔を2~1か月短縮し、前倒しすると発表した。新たな変異株「オミクロン株」への対応を強化するためで、経口薬(飲み薬)の早期提供と全国での無料検査実施も明らかにした。
首相官邸で記者団に語った。政府はこれまで、2回目との接種間隔を「原則8か月以上」としていた。今後は医療従事者と、高齢者施設の入所者やデイサービス利用者と職員、病院の入院患者などは、間隔を「6か月以上」とする。約1473万人が対象だ。
その他の高齢者は来年2月から、「7か月以上」の間隔で3回目接種を可能とする。対象は約1672万人。これらの方針は17日付で地方自治体に通知した。
前倒しのため、政府は、自治体に残る計約890万回分の在庫の活用を求める。米モデルナ製ワクチン500万回分の追加配送も行う。
これまでは、前倒し対象を医療機関でクラスター(感染集団)が発生した場合などに限定していた。
経口薬に関し、首相は、24日に予定される厚生労働省の専門家部会で米メルクのモルヌピラビルの承認が認められれば、年内に医療現場に提供する方針を示した。「既に160万回分を確保している」とも語った。
首相は17日午前に行った米ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)との電話会談で、飲み薬200万回分の供給で基本合意したことも明らかにした。
また、健康上の理由などからワクチン接種を受けられない人を対象に、年内から予約不要の無料検査を全国で実施できるよう準備を進めているとした。
首相は、これらの対策によって「医療提供体制が

逼迫
(ひっぱく) しないよう全力を尽くす」と語った。