北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集いが18日、神戸市中央区の兵庫県公館で開かれた。神戸市出身の拉致被害者、有本恵子さん(行方不明時23歳)の父、明弘さん(93)らが早期救出を訴えた。
2020年に亡くなった恵子さんの母、嘉代子さんの生前のビデオメッセージが流され、明弘さんは「あと何年生きられるか分からないが、家内の分まで生きて結末を見届けたい」と語った。
18日に83歳で亡くなった拉致被害者家族会前代表の飯塚繁雄さんへ全員が黙とうをささげた。松野博一官房長官は被害者家族の相次ぐ死に、「もはや一刻の猶予もない。帰国実現に向けてあらゆるチャンスを逃さず、全力で取り組む」と話した。【中田敦子】