「防犯カメラ」でたどる事件当日の“男の行動”大阪のビル放火 ライターで火つけたか

大阪・北新地にある心療内科クリニックで起きた放火殺人事件。事件当日、現場ではいったい何が起きていたのでしょうか。防犯カメラなどから火をつけたとされる男の当日の足取りについて、取材しました。 12月17日、大阪市北区のビル4階にある心療内科クリニックで起きた放火殺人事件。男性14人、女性10人の、計24人が死亡しました。警察は火をつけたとされる男について、住所・職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)と発表しました。 警察によりますと、事件当日、谷本容疑者は西淀川区の自宅とみられる住宅に火をつけた後、自転車に乗り、3.5kmほど離れた北区の現場へ向かったということです。その道中、福島区内の防犯カメラには、谷本容疑者とみられる男の姿が捉えられていました。 事件発生30分前に撮影された映像では、荷台に容器のようなものが載せられている様子が記録されています。 その後、現場に到着したとみられる谷本容疑者は、クリニックのあるビルの4階へ向かいます。クリニック内にある防犯カメラには、両手に紙袋を持って来院する谷本容疑者の姿が映っていたといいます。 谷本容疑者は受付の後、紙袋を床に置いて蹴とばし、漏れ出した液体に向かってしゃがみこんで手を動かす様子が映っていたということです。この直後に出火。焼け跡からはライターが見つかったことから、警察はライターで火をつけたとみています。さらに谷本容疑者は、火の中に向かっていくような動きを見せたということです。 受付付近にはエレベーターと階段がありましたが、多くの患者らは行き場を失い、診察室などがある窓のない奥のスペースへと逃げざるをえない状況になったとみられます。 谷本容疑者は11月下旬、西淀川区のガソリンスタンドで10リットルのガソリンを購入していて、自宅とみられる住宅にも『油とみられる液体の入った容器』が残されていたということです。 現場検証に立ち会った区の職員は次のように話しています。 (現場検証に立ち会った区役所職員) 「1階は普通に生活感がある感じになっていて、2階はちょっと焼けていて。2リットルくらいのボトルみたいな(容器があった)。(Qガソリンっぽい色だった?)そうです。そうです」 警察は、谷本容疑者がガソリンを自宅とみられる住宅から現場まで自転車に乗って運んだとみています。