「放火」「殺人」と書かれたメモ…クリニックの消火栓は「開かないよう細工」ビル放火

大阪・北新地のビルで25人が死亡した放火殺人事件。容疑者が事件の直前に自らの家で少量のガソリンを使って燃え方を試した疑いがあるなど、改めて事前に周到な準備をしていたことがわかってきました。 12月17日、大阪・北新地のビルに入る心療内科クリニックで起きた放火殺人事件。27人が心肺停止で搬送され、このうち25人が死亡しました。 事件発生から5日が経過しましたが、現場では犠牲者を悼み多くの花が供えられていました。 (亡くなった被害者の友人) 「コロナになってからも全然会えていなくて、『会いたい』って言ってくれていたんですけど。あした顔も見にいくんですけれども、全然受け入れられてない状況ですね」 12月22日に国家公安委員会の二之湯智委員長が現場となったビルを訪れました。 (国家公安委員会 二之湯智委員長) 「できるだけの心の支援、ご遺族の気持ちに寄り添って救援活動をしていきたい」 クリニックの患者で、現住建造物等放火と殺人の疑いが持たれている谷本盛雄容疑者(61)。捜査関係者によりますと、事件の約30分前に自宅とみられる住宅で少量のガソリンを燃やし、ボヤを起こした疑いがあることが新たにわかりました。 また、住宅からは2年前に京都アニメーションで起きた放火殺人事件や、徳島県のライブハウスで起きた放火事件の新聞記事などが見つかっていて、「放火」「殺人」と書かれたメモや「消火栓を塗る」と書かれたメモも残されていたということです。 捜査関係者によりますと、現場のクリニックでは消火栓の扉が開かないよう細工されていたほか、非常階段の扉は外側からテープを使って目張りがされていたということで、警察は谷本容疑者が周到に準備を重ねていたとみて捜査しています。