不正に持ちだされた顧客情報利用し営業活動 札幌のネット接続会社社長を逮捕

不正に持ち出された顧客情報を基に営業活動をしたとして、札幌中央署は16日、不正競争防止法違反(営業秘密使用)の疑いで、札幌市中央区北3西20、
インターネット接続業「日本ネットワーク」社長斉藤太基(たいき)容疑者(33)を逮捕した。

同法は1月、個人への罰金の最高額を引き上げるなど厳罰化された。道警によると、法改正後、営業秘密使用容疑での摘発は全国で初めて。

逮捕容疑は昨年10月、東京都新宿区の別のネット接続会社の元役員(34)=同法違反(営業秘密取得)罪で公判中=が不正に持ち出した電話番号などの顧客情報を電子メールで入手した上で、
今年1月、情報を基に長野県などの男性4人に電話を掛けて勧誘した疑い。