元甲子園球児、”おれおれ詐欺”で懲役8年 「卑劣で悪質」…札幌地裁

自衛隊員を装い親から現金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職斉藤太基被告(22)の
判決公判で、札幌地裁は19日、懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。斉藤被告は道内の私立
高校野球部のエースとして甲子園にも出場したことがあった。

 共犯の無職大熊啓司(23)、会社員平泉育子(22)の両被告にそれぞれ懲役5年(求刑懲役8年)、
懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 判決理由で、中桐圭一裁判官は「子を思う親の気持ちに付け込んだ卑劣で悪質な犯行」と述べた。