大学生を自宅などに監禁し、暴行して現金を奪おうとしたとして、警視庁町田署は逮捕監禁と強盗致傷の容疑で、東京都町田市中町の無職、福島猛容疑者(48)と、同市森野の職業不詳、冨樫まゆみ容疑者(42)ら男女4人を逮捕した。
「押さえつけたが強盗はしていない」などといずれも容疑を一部否認している。
逮捕容疑は9月12日深夜から翌13日早朝、福島容疑者の自宅や神奈川県大和市の公園で、町田市の男子大学生(22)に殴る蹴るの暴行を加え、現金20万円を奪おうとしたとしている。大学生は顔面骨折などの重傷を負った。
町田署によると、12日夜、冨樫容疑者の知人の女(35)が市内の飲食店にいた大学生に「私の家に来ないか」などと話して福島容疑者の自宅に誘導。室内で待ち受けていた福島容疑者と別の男(45)が大学生の手足を拘束するなどして暴行した。下半身に灯油のような液体をかけて「火をかけるぞ」などと脅し、現金を要求したという。
冨樫容疑者は大学生と知り合いで、「女癖が悪く、乱暴に取り扱われたので懲らしめたかった」などと話しているという。ほかの3人は大学生と面識はなかった。