福岡県警は25日、顧客の高級腕時計を質入れして横領したとして、占い師として活動していた飯塚市の無職の女(51)を横領容疑で再逮捕した。架空の投資話を持ちかけて現金をだまし取った詐欺容疑で逮捕されており、顧客は投資詐欺の被害者でもあるという。
発表では、2022年9月、占いの客だった福岡市の女性(46)の腕時計(約200万円相当)を預かり、質店で190万円で質に入れて横領した疑い。「黙秘します」と供述している。
女は同年4月、「ハイクラスな腕時計はお守りになる」と女性に男性用の腕時計を買わせ、半年後に「お守りのパワーが弱くなっている。おまじないをかけてあげる」と言って預かったという。金はクレジットカードの支払い代金に充てたとみられる。
県警は、女性やその親族が18年以降、架空の投資話などで計2億円以上を女に支払ったり、腕時計や宝石を預けたりしていたとみている。
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国勢調査員が個人情報の資料を紛失 名護市辺野古の51世帯分 市「ご迷惑をおかけしおわび」
沖縄県名護市は25日、国勢調査の調査員が辺野古区で51世帯分の個人情報を含む「調査世帯一覧」3枚と地図1枚を紛失したと発表した。個人情報は氏名と住所、世帯員数で、不正利用は確認されていないという。
市や県によると21日午後2時ごろ、一覧5枚の紛失が発覚。うち2枚は22日午前中までに発見された。23日には「調査区要図」1枚もなくなっていたことが分かった。
市は名護署へ遺失届を出し、県に報告。再発防止に向け、国勢調査指導員や調査員に書類の管理徹底を指導した。市職員が該当する世帯を訪問し、説明と謝罪に回っている。
市企画部の山中佑美部長は「ご迷惑とご心配をおかけしたことをおわびし、管理を徹底した上で引き続き調査を進める。ご理解とご協力をお願いしたい」と呼びかけた。(北部報道部・大庭紗英)
「売ってお金に換えるためでした」ビニールハウスの散水用の金属製バルブを盗んだ疑いで自称・会社員の男(59)を逮捕 余罪についてもほのめかす
9月13日から15日の間に佐賀市のビニールハウスで金属製バルブ2個を盗んだとして59歳の自称・会社員の男が逮捕されました。
男は「売ってお金に換えるためでした」などと話し、容疑を認めているということです。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、佐賀市諸富町に住む自称・会社員の男(59)です。
男は9月13日午後6時すぎから15日午前10時すぎまでの間に佐賀市巨勢町のビニールハウスで散水するためのホースをつなぐ金属製バルブ2個(時価合計3500円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
被害者から「ビニールハウスのバルブが無くなっている」と警察に通報があり事件が発覚しました。
取り調べに対し男は、「売ってお金に換えるためでした」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は、男が余罪についてもほのめかしているとして詳しく調べています。
イヌの散歩中に… クマに襲われ62歳男性大けが 秋田・仙北市
26日朝早く、仙北市でイヌの散歩をしていた62歳の男性がクマに襲われて大けがをしました。
警察と仙北市によりますと、26日午前5時45分ごろ、仙北市角館町白岩でイヌの散歩をしていた62歳の男性がクマに顔や頭をひっかかれ大けがをしました。
男性は自宅に戻って家族を通じて119番通報し、その後病院に運ばれました。搬送時、会話ができる状態だったということです。
現場は今年3月に閉校した白岩小学校の近くです。警察が周辺に住む人に警戒を呼びかけています。県内で今年クマに襲われたのは男性が15人目です。
路上で男性刺されたか 殺人未遂事件 大阪・西成区
警察によりますと。26日午前0時50分ごろ大阪市西成区花園北の路上で、散歩していた男性(78)が正面から近づいてきた男に腹部を刺される事件があったということです。
男は40代くらいの細身で、上下とも黒い服で黒い帽子をかぶっていて、事件後にその場から逃げたといいます。
男性は近くの住人に助けを求め、住人が110番通報しました。
男性は腹から出血していて、病院に搬送されました。
搬送時は受け答えができたといい、男について面識がないと話していたということです。
警察は殺人未遂事件として逃げた男の行方を追っています。
車いすの71歳男性をダンプカーではねて死亡させ逃走か 運転していた52歳男を逮捕 防犯カメラ等から特定も否認
岐阜県多治見市で、車いすで通行していた男性をはねて死亡させたにもかかわらず逃走した疑いで、ダンプカーを運転していた52歳の男が逮捕されました。 警察と消防によりますと、25日午後2時半ごろ、多治見市前畑町の横断歩道のない交差点で、「車いすとトラックの事故があった」と目撃者から110番通報がありました。 車いすで通行していたのは近くに住む松山圭一さん(71)で、頭から出血していて救急搬送の際は会話ができる状態でしたが、病院で死亡しました。 警察は、目撃者の情報や防犯カメラの映像などから現場から走り去ったダンプカーを特定し、多治見市の運送業・高山仙一容疑者(52)をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。 高山容疑者は当時、仕事のために運転していて、調べに対して容疑を否認しています。
苦情約500件で電話回線4本増設…既婚幹部職員とのラブホ面会問題に揺れる前橋市長 弁護士・県議経て同市初の女性トップ
群馬県前橋市の小川晶市長(42)が、市幹部職員の既婚男性と2人で複数回ラブホテルで面会していた問題で、前橋市役所に25日夕方時点で約500件の問い合わせ、苦情電話が殺到していたことが分かった。
小川氏のホテル面会問題は、24日にニュースサイト「NEWSポストセブン」で報じられた。市長自身が同日夜、臨時記者会見を開き、「誤解を招く軽率な行動で深く反省している」と謝罪していた。
自身は未婚。男性が妻帯者と認識していたとした上で、ホテルでの面会は今年2月から10回以上に及んだと説明。男女の関係は否定し、「公私にわたる相談に乗ってもらっていた」と釈明していた。ホテルまで公用車を使ったケースもあったという。
市職員課によると、25日の電話500件のうち、9割が「お叱りの電話」だった。あまりに多すぎて業務に支障を来すレベルだったため、急きょ、同日午前中に電話回線を4本増設して対応したという。
小川市長は25日、通常通り市役所に登庁した。市によると、同日午後に予定されていた3件の対外的な公務を取りやめたという。26日は市議会の定例会が最終日を迎え、市長も本会議に登壇する予定だ。
小川市長は千葉県匝瑳(そうさ)市出身で、中央大学法学部卒。前橋市での司法修習を経て、2007年に弁護士登録された。11年に県議選に立候補し、初当選した。4期目の途中で辞職。24年2月の市長選では、自民、公明の推薦を受けて4選を目指した山本龍前市長を大差で破り、同市初の女性市長となった。
市長の公式ホームページによると、中学ではバレーボール部、高校では少林寺拳法部に所属。茶道も習い、「文武両道」を目指したという。
出処進退について、24日の会見では「第三者とも相談しながら考えたい」と述べるにとどめた。
《異例だった中国側の協力》福岡の一家4人が殺害→中国人留学生など延べ37名を逮捕…元特捜班長(77)が語る、配慮が求められた捜査
〈 「(中国に)行かれとったら終わりやった」一家4人を惨殺→中国人留学生はすでに出国…元特捜班長(77)が明かした、緊迫した逮捕までの数日間 〉から続く
2003年に発生した「福岡一家4人殺人事件」の捜査で、現場の捜査指揮を執っていた、福岡県警の元特捜班長であるQさん(77)。当時の捜査について、彼の話は続く。
Qさんによれば、03年8月6日に中国への出国直前に逮捕した、元専門学校留学生の魏巍(逮捕時23)が犯行に関わっていることが明らかになり、当初から捜査に携わっていた十数名の特捜班に加え、同人数の1個班が、捜査に加えられたのだという。
「新たに加えられた班は、中国公安当局との、捜査のやり取りで動くことになっていて、班長が中国に行きました」
中国公安当局に「処罰要請」
本連載の 第6回 で記したことだが、警察庁と福岡県警の捜査員らが中国・北京に行き、中国公安当局と捜査協議を始めたのが同年9月28日のこと。ここで日本の捜査当局は、中国公安当局に「処罰要請」を行った。
それから約2カ月後の11月25日には、中国公安当局の捜査員が福岡入りし、福岡県警と協議したうえで、殺害現場や死体遺棄現場を視察している。
さらに12月7日には、福岡県警の捜査員や福岡地検の検事らが中国へと向かい、中国国内で逮捕された、同事件の主犯である王亮(同21)と楊寧(同23)に対する、中国公安当局の聴取に初めて立ち会うのだ。
また、それと呼応するように、12月18日には中国公安当局の捜査員が福岡を訪れ、魏に対する福岡県警の聴取に立ち会っている。私はQさんに質問する。
「その新たに加わった特捜班が中国から王と楊の供述調書を持って帰るじゃないですか。その持って帰ってきたものと、日本で取った魏の調書の内容については、かなり整合性があったんですか?」
「そうそう」
異例だった中国側の協力
日本から行った捜査員や検事が王と楊の取り調べに立ち会い、持ち帰った調書は、日本側が事前に送付した、取り調べ項目に基づいて作成されていた。当然のことながら、日本の刑事訴訟法にある通りに、黙秘権の告知をしたうえで、供述内容を口述し、署名させるという手続を踏んだものである。それは中国語の原文で約100ページに及ぶ。私は事前に耳にしていたことを、確認のために尋ねる。
「この事件で見られたような中国側の協力というのは、けっこう異例のことだったんですよね?」
「そうそう、そうです」
「向うの捜査員もこちらに来ましたし、こちらからも向こうに行きましたし……」
「そう。けっこう協力的やったですね。事件そのものは、割れたら(犯人がわかったら)けっこう早かったですもんね。魏を逮捕してからは、けっこう早かったです。まあ、中国人もけっこう逮捕しましたけどね。一つの裏付けというか……」
Qさんはおおまかにしか記憶していなかったが、捜査本部は本件に関係して22の事件で、中国人留学生など延べ37名を逮捕していた。そのなかには魏が王や楊と出会うきっかけとなった、中国人向けインターネットカフェ「A計画」の店長だったK(逮捕時25)や、詳しくは改めて述べるが、魏が出国する時点で同棲していた、ホステスの王蘭(仮名、同22)なども含まれている。
明確に否定された「黒幕」説
「当時この事件を取材していた私の記憶では、王の周囲に中国の黒社会(反社勢力)と関係のある者がいる、という話が出てきたりしたんですが、そういう話は捜査のなかで出てきませんでしたか?」
「いや、それはないです。それはまったくないです」
「日本の暴力団との繋がりも?」
「ないです」
この事件については、当初から、家族4人の殺害が組み込まれた犯行態様だったため、カネ目当ての盗みというよりも、殺人が主目的ではないかとの話が、やたらと出ていたのだ。そこで囁かれていたのは、AさんもしくはAさん夫婦に恨みを抱いた「黒幕」がいて、日本の暴力団や中国の黒社会を通じて、中国人留学生3人を実行犯に仕立て上げ、事件を起こしたというものだった。
だが、Qさんはそのことを明確に否定する。
「これはですね、短絡的というか、(A家の前の駐車スペースに)ベンツがあるから、おカネがあるだろうということでやっとるじゃないですか。魏巍がですね、“落ちて”からはけっこう素直に供述しとったんですよ。それで日本人じゃ考えられんことをですね、たかがおカネの為にやっとるからね。やっぱ日本人と感覚が違うのかなって感じやったですね」
「おカネ目的であることは間違いないんやけど」
その回答を素直に受け入れることのできない私は、質問を重ねる。
「(Aさんの)ご遺族は、(金銭目的にもかかわらず)金目の物が室内に残っていた。それが解せないと話していましたが」
「あれは、Aさんが帰ってきたとき、(娘の)Dちゃんを人質に取っとるでしょ。けど、おカネがなかったんやないかなあ。ベンツに乗っとるからカネがあると思って押し入ったけど、本人を脅してみたらカネがない、と」
ならばと、私はさらに食い下がる。
「犯人たちはカードとかを盗って、(脅したAさんから)暗証番号も聞いていますけど、金融機関には行っていません。それはどういうことでしょう?」
「(自分のなかで)おカネの問題がそう記憶にないっちゅうことは、(Aさんに)おカネがなかったからのような気がするなあ。おカネに関しての話が記憶にないんですよね。おカネ目的であることは間違いないんやけど、(犯人たちの)感覚が違うんやないかなあ……」
そこで私は話を変え、魏の事情聴取について、どのような感想を抱いたか質問した。
「けっこう素直やったですよ。調べてみて(自供に至るまで)早かったです。通訳をつけて、うちの係官が調べたんですけどね、早かったという記憶があります」
「早いというのは、落ちて(自供を始めて)からですか?」
「はい。まあ、ポリは真っ黒、あとガサで(遺体に付けられた重しと同じ製品が)出る。そう日にちはかかってないですもんね。ただ、王と楊が(中国に)逃げとるから、それをどうするかっちゅうこと。大変やったのは、そっちの方ですね、どっちかと言うと……。で、中国で調べて、調書取って、その結果、もう他にはおらん、と。まあ、それが結論ですね」
久留米市へ向かった真の理由は?
「王と楊は中国では素直に取り調べに応じていたんですか?」
「調書を見る限りでは、喋っていたと思いますね」
「事件の前後の行動についても?」
「まあ、向こうでの調べ方はわからんですけど、けっこう話してますね」
そこで私は、この機会でなければわからないことを聞くことにした。
「犯行後、彼らが乗ったAさんの車は、久留米市の工場の駐車場で乗り捨てられていたのが発見されています。なんで彼らは久留米を選んだのですか?」
「それがわからんのですよね。漠然と行ったっちゅうか……」
Qさんに何かを隠すという雰囲気はなく、本当にわからないという表情を見せた。
「久留米というのは、誰かが知っている場所とかではないんですか?」
「いや、そうではないです」
この件については、日本で逮捕された魏は、あくまでも主犯の王と楊に命じられて、運転をしていたに過ぎない。つまり久留米市へ向かった真の理由を知っているのは、王か楊ということになる。だが、そこは中国での事情聴取において、さほど問題にはならなかったものと推測された。
私はQさんに、この事件の主犯は、王と楊のどちらだと認識していたか尋ねる。
「うーん、どっちかっちゅうと、楊寧ですかねえ……。ただ、どちらも主犯っていう感じやないんですよねえ。両者で話しよって、そのなかで決まっていったというか、どっちが主導してといったことではないと思います」
「日本における外国人の犯罪」で求められる配慮
事件発生から22年が経過しているうえに、過去の記憶を辿る作業である。事実について、ここで厳密な結論を出すことは難しい。私は同事件について、不可解だと感じていることを口にした。
「この事件は、カネ目当てのはずなのに、事前に殺人を前提とした、遺体遺棄用の手錠や重しを用意するなど、通常の事件とくらべると、おかしなことが多いじゃないですか。私としては納得してすっきりしたいんですが、なかなかそれができないもので……」
「まあ、普通日本人じゃ考えられんことをやっとるからね。普通なら、こう、段取りがあるんですけどね。バンバンバンとやっとるから。だから、まあちょっと、ハテナ(?)ってところもあるんですけどね」
不可解な部分はあるにはあるが、捜査を尽くした結果であり、納得のいく結論であるとのことだった。
「Qさんから見て、この事件の捜査で一番ご苦労なさったのは、どういう点でしたか?」
「うーん、この事件の場合、犯人が中国でも捕まっとるやないですか。そちらについて、警察庁や外務省とも協議することがあった。それがどう進められるか、わからなかったところでしょうね」
日本における外国人による犯罪であるため、その対応のいかんによっては、当該国との関係に影響を与えてしまう。そのことから、配慮が求められる捜査であったことが窺える。
私自身のかつての取材ノートには、来日した中国の公安当局関係者5人と、福岡県警捜査一課幹部が協議を行った結果、03年11月26日にこの事件は、「中国人3人による強盗目的の犯行と断定した」とだけ記されている。
(小野 一光)
山林に猟銃を放置したまま行方不明になった男 約2か月後に警察署に現れ無事確認…「私が銃を放置した」 銃刀法違反の疑いで逮捕
北海道函館市の恵山で7月、山林に猟銃を放置した疑いで、25日、52歳のハンターの男が、逮捕されました。
銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、北海道北斗市に住む52歳のハンターの男です。
男は、7月15日午後5時ごろ、北海道函館市の恵山の山林に猟銃1丁を放置したままその場を離れ、自ら適切に保管しなかった疑いが持たれています。
警察によりますと、猟銃はライフル銃で、実包が1発が残されていたということです。
男は7月15日午前11時ごろ、「山に行く」と家族に告げて外出しました。
その後行方不明となり、捜索中の警察官が山林でケースに入っていない猟銃を発見しましたが、男の発見には至らず、捜索は7月17日に打ち切られました。
ところが、約2か月後の9月9日、男が「遭難者として捜索されていたので来ました」と函館中央警察署に訪れたことで無事が確認されていました。
警察は、山中に残された猟銃と男について捜査を進め、25日、容疑が固まったとして男を逮捕しました。
取り調べに対し男は、「私が銃を放置して、適切な保管をしなかったことに間違いはありません」と容疑を認めているということです。
警察は遭難の経緯や猟銃を放置した理由などについて、さらに調べを進めています。
旧安倍派の会計責任者「還流再開を要望したのは下村博文氏」、大野被告公判で証言…下村氏は「事実全くない」
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた前参院議員・大野泰正被告(66)らの公判が25日、東京地裁(福家康史裁判長)であった。旧安倍派の松本淳一郎・元会計責任者(78)(有罪確定)が証人出廷し、同派から議員側へのパーティー収入の還流を再開するよう要望したのは下村博文・元文部科学相(71)だったと認めた。
同派では、パーティー収入のノルマ超過分を派閥から議員側に還流するなどし、派閥・議員側の双方が政治資金収支報告書に記載しない運用が続いていた。2022年4月に派閥会長だった安倍晋三・元首相の意向で中止が決まったが、同8月の幹部協議後に再開された経緯がある。
この日の公判で松本氏は、還流再開の経緯について、大野被告の弁護人の質問に答える形で説明した。「下村氏から議員にお金を返してあげてほしいと言われたか」と問われた松本氏は「はい」と述べた。「『(再開を)安倍氏が了承した』と下村氏から言われたか」との質問にも、「そうですね」と答えた。
その上で松本氏は、幹部協議で、下村氏が池田佳隆・前衆院議員(59)(政治資金規正法違反で起訴)への還流を要望したとし、再開が決まったとの認識を示した。
自身の公判で松本氏は、還流再開を要望した人物について「ある幹部」と述べるにとどめ、名前を明かしていなかった。
下村氏は今年5月、参考人として招致された衆院予算委員会で、還流再開を求める議員がいることを松本氏と安倍元首相に報告したとし、安倍元首相は「そうですか」と答えたが、それ以上のコメントはなかったと説明。その上で、「再開を求めるということではなかった」と述べていた。
下村氏は25日、自身のX(旧ツイッター)に、還流再開を要望した事実は全くないと投稿。「ノルマ超過分の還付(還流)を受けられないかとの声を松本氏に報告したが、還付再開を指示・決定する立場ではありませんでした」などと記した。
一方、松本氏はこの日、議員側に還流した資金について「政治活動や選挙に使ってもらいたかった」と語った。ノルマ超過分の還流を希望する議員が「結構な数いた」とし、大野被告についても「いた気がする」と述べた。
起訴状では、大野被告と元秘書の岩田佳子被告(62)が共謀し、18~22年に同派から受け取った計約5100万円を大野被告の資金管理団体の収支報告書に記載しなかったとしている。両被告は無罪を主張している。