衆参で国民民主が計53議席、衆院で野党第1党の中道上回る…立民と公明が参院は別々の会派で活動

衆院は16日、衆院選を受け、18日に召集される特別国会での新勢力分野を発表した。中道改革連合は、衆院では49議席で野党第1党となったが、参院では中道改革を結成した立憲民主党と公明党が別々の会派として活動する。このため、衆参両院の合計は国民民主党が計53議席で、中道改革の49議席を上回った。
衆院の新勢力分野は次の通り。
自民党・無所属の会317▽中道改革連合・無所属49▽日本維新の会36▽国民民主党・無所属クラブ28▽参政党15▽チームみらい11▽共産党4▽無所属5

拉致解決へ「突破口開く」=高市首相、被害者家族と面会

高市早苗首相は16日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)と支援団体「救う会」のメンバーと首相官邸で面会した。首相は「何としても突破口を開き、具体的な成果に結び付けたい」と述べ、金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談に改めて意欲を示した。両団体は「全被害者の帰国を実現するなら独自制裁解除と国交正常化交渉に反対しない」とする運動方針を手渡した。
拉致被害者の横田めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さんは、衆院選での自民党大勝に触れ「(高市政権は)北朝鮮から見て盤石で信頼し得る体制になった。首相の外交を全面的に支持する」と表明。90歳となった母早紀江さんは「救出のため力添えを」と訴えた。
家族会側は3月に予定される日米首脳会談でも拉致問題を取りあげるよう要請。木原稔官房長官はこの後の記者会見で「米国政府との間で緊密に連携していく予定だ」と語った。
首相は面会後、自身のX(旧ツイッター)に「日朝が共に平和と繁栄を享受する未来を描けるよう、首脳同士で正面から向き合う覚悟だ」と投稿した。 [時事通信社]

高市首相、食料品の消費税減税へ「国民会議」早期創設を指示…「政権公約で掲げたことはしっかり実行」

高市首相は16日、首相官邸で自民党の小林政調会長と面会し、食料品に限定した消費税減税などを議論する超党派の「国民会議」の早期創設に向け、各党との調整を加速するよう指示した。「政権公約で掲げたことは、しっかり実行していきたい」とし、減税の実現に強い意欲を伝えた。
首相は、面会に同席した小野寺五典税制調査会長にも、国民会議に関与するよう求めた。小野寺氏は会談後、記者団に「(消費税減税は)公約に掲げて信を問うた。国民への約束は重いものだ」と述べた。
首相は、国民会議で並行して制度設計を行う「給付付き税額控除」に前向きな野党に参加を求める考えを示しており、面会では小林氏に各党への働きかけを始めるよう要請した。

「ヤッターマン」ヤッターワン役、声優の池田勝さん死去 83歳 心筋梗塞

アニメ「ヤッターマン」のヤッターワン役などを務めた声優、俳優の池田勝(いけだ・まさる)さんが1月31日午後4時15分、心筋梗塞のため亡くなった。83歳だった。東京俳優生活協同組合が16日、公式サイトで発表した。葬儀は近親者で終えたという。
池田さんは63年に劇団東演に入団し、俳優として始動。70年代に入り、声優としての活動を始め、人気アニメ「ヤッターマン」のヤッターワン役など、多数の作品で活躍した。海外の映画、ドラマの吹き替え作品も多く務め、米テレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」主役の声などを演じた。
また、舞台で栗原小巻の相手役を務めることも多かった。
以下、発表全文
組合所属俳優 池田勝儀
令和8年1月31日(土)16時15分、心筋梗塞による心不全のため永眠いたしました。享年83。
葬儀に関しましては、ご遺族の意向により、近親者のみにて相済ませました。
ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご通知申し上げます。
なお、ご遺族への取材および弔問はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
東京俳優生活協同組合
理事長 米田 雄司

筑波大准教授が不適切投稿 SNSで外国人へ差別表現

筑波大の男性准教授が交流サイト(SNS)で「日本の大学に来る外国人は、だいたい能力が低く、トラブルメーカーが多い」などと投稿していたことが16日、同大への取材で分かった。大学は、投稿について「外国人に対する差別的表現」とし謝罪した。
他にも女性准教授がSNSで、タイの政治情勢について不適切な投稿をしたとして、大学は「相手国への敬意を欠いた」とコメント。いずれも同大のSNS利用のガイドラインに抵触する可能性があり、調査を進めている。
その上で「投稿された内容で、不快な思いをされた方々に深くおわびする」とした。2人の氏名や所属は明らかにしていない。

虐待認定、母親に3千万賠償命令 精神障害発症で就労不能も認める

子どもの頃に受けた虐待で精神障害を発症し、就労できなくなったとして、神奈川県の男性(36)が母親に損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁が虐待と就労不能の因果関係を認め、母親に約3545万円の支払いを命じる判決を出していたことが16日、分かった。判決は1月27日付。
判決などによると、男性は幼少期からやけどや圧迫骨折させられる虐待を受け、児童養護施設に入所した。自宅に引き取られた時期もあったが、再び虐待され施設に戻った。中学卒業まで精神科に通院し、症状が落ち着いた。だが成人後、不眠や他の精神障害の診断を受け、2021年に仕事を辞めた。23年には「就労は困難」との診断を受けた。

死者は3人に 北海道せたな町漁船遭難、新たに1人遺体発見 84歳の兄の行方依然不明

先月、北海道せたな町で4人が乗っていた漁船が遭難した事故で、新たに乗組員1人の遺体が発見されました。
遺体で発見されたのは漁船「第28八重丸」の乗組員、澤谷勝利さん(82)です。澤谷さんは先月29日あさ、せたな町の鵜泊漁港を出発後に遭難、14日、町内の砂浜に倒れているのが発見されました。
この事故では乗組員4人が行方不明となり、これで3人の死亡が確認されたことになりますが、勝利さんの兄・克宏さん(84)の行方は分からないままです。

不在者投票、30票開票せず=衆院選で作業ミス―川崎市選管

川崎市選挙管理委員会は16日、衆院選の神奈川9区で不在者投票30票が開票されないなどのミスがあったと発表した。当落に影響はないとしている。
同選管によると、9区内の同市麻生区で8日の開票作業時、集計数が確定投票者数より32票少なかったものの、「持ち帰り票」として処理。後日の調査で、封筒に入った小選挙区の不在者投票30票が、処理済みのかごの中から見つかった。
また、10区内の同市川崎区でも処理されていない比例代表の不在者投票2票が見つかった。
原因について、同選管は職員の確認不足と説明。山川浩己事務局長は16日の記者会見で「心から深くおわびする」と謝罪した。 [時事通信社]

維新の吉村代表、国政進出の意向 都構想可決後、制度の実現推進へ

日本維新の会の吉村洋文代表が、来年春までの大阪府知事任期中に「大阪都構想」の住民投票が可決された場合、国政に進出する意向を党幹部に伝えたことが分かった。看板施策の副首都構想と合わせ、制度の実現を推進させたい考え。関係者が16日、明らかにした。
15日に大阪市の党本部で開かれた幹部会合で、表明した。来年4月の任期満了に伴う知事選には出馬せずに知事を退任し、後継候補を探す考えも示した。
吉村氏は知事任期中に都構想の賛否を問う住民投票実施を目指している。住民投票の実施には制度案を作る法定協議会の設置が必須で、大阪府市両議会の議決が必要となる。ただ、党内には拙速だとして大阪市議団を中心に反発もある。
維新内部には、吉村氏が来春までの住民投票を目指す理由として、任期を節目に政治家を引退する意図があるとの見方があった。今回の表明は、都構想や副首都の実現に懸ける自身の思いを印象づける狙いがあるとみられる。

愛媛県が南海トラフ地震の新たな被害想定を公表、県全体の死者数は最大1万2750人に

愛媛県は、南海トラフ地震や中央構造線断層帯などで発生する地震の被害想定をおよそ12年ぶりに見直し、きょう公表しました。
県全体の死者数は最大で1万2750人と、前回2013年の想定と比べ3000人ほど減少しています。
県の地震被害想定は、2013回の策定から10年以上が経過したことから、県は昨年度から新たな被害想定をまとめるための調査・検討を進めてきました。
新たな報告書によると、南海トラフ巨大地震による県全体の死者数は最大1万2750人で、前回の想定に比べ3000人ほど減少しています。
このうち、津波による死者は、高齢者や障がい者など避難に支援が必要な「要支援者」が条件に加わったことで、前回の8184人から1100人あまり増えた9313人で、直接死者数の中で最も多くなっています。
また土砂災害による死者数も、前回53人の2倍以上となる124人となっています。
今回新たに加えられた災害関連死では、最大で3602人が亡くなると想定されています。
自治体別に見ると、震度6強以上の面積が比較的多い新居浜市、西条市、四国中央市での被害が特に想定されていて、なかでも西条市は震度7のエリアが増えたため、全壊する建物の数や建物の倒壊による死者が増加しています。
ほかにも今回の想定では八幡浜市、上島町、砥部町、内子町、伊方町で孤立集落が発生する想定となっていて、土砂災害のリスクがない松前町を除くすべての自治体に孤立のおそれのある集落が存在することになっています。
県は、この想定を上回る自然現象や被害が発生する可能性もゼロではないとした上で、正しく恐れることを心掛け、地震がいつ起こっても早期に避難できるよう、非常用持出品の準備や確認、家具の固定のほか、避難場所や経路の確認を行うなどの備えを日頃から進めておくよう呼び掛けています。