大川原元顧問冤罪、遺族へ謝罪 警視庁と検察、被告のまま死亡

機械製造会社「大川原化工機」(横浜市)の冤罪事件を巡り、警視庁の鎌田徹郎副総監と最高検の小池隆公安部長、東京地検の市川宏次席検事が25日、横浜市の霊園を訪れ、保釈が認められず被告の立場のまま72歳で亡くなった同社元顧問相嶋静夫さんの墓前で謝罪した。相嶋さんの妻や息子らにも面会し、鎌田副総監は「違法な捜査、逮捕を行ったことをおわび申し上げます」と述べた。
市川次席検事は「保釈請求への不当な対応で、治療の機会を損失させた」と陳謝した。相嶋さんの妻は「謝罪は受け入れるが、許すことはできません」と語った。
遺族は、今月警視庁などが検証結果を公表したことを受け、謝罪を受ける意向を固めたという。警察・検察は、冤罪を生まない組織づくりなど、再発防止に向けた取り組みが問われる。
相嶋さんの息子らは検証結果について「都合の悪い事実に触れていない。第三者の関与がなく、信頼できない」として、再検証を求めた。
6月には鎌田副総監と東京地検の森博英公安部長(当時)らが同社を訪れ、大川原正明社長(76)らに謝罪した。

横浜市の坂道、自転車にはねられ男性重体…運転の公認会計士「気づいたらぶつかっていた」

23日午後10時50分頃、横浜市青葉区桜台の市道で、路上にいた同所の無職男性(56)が、同所の公認会計士(45)の自転車にはねられた。男性は病院に搬送されたが、意識不明の重体。公認会計士は軽傷を負った。
神奈川県警青葉署によると、現場は自転車から見て下り坂で、運転していた公認会計士は「気がついたらぶつかっていた」と話しているという。公認会計士の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたといい、同署が事故原因などを調べている。

拳銃のようなもの所持した男、郡山の住宅に押し入る…強盗致傷事件として逃げた男の行方追う

23日夜、福島県郡山市西田町芹沢の90歳代男性宅に拳銃のようなものを持った男が押し入り、男性に暴行を加えて現金約3万円を奪った。男性は頭から出血する軽傷を負ったが命に別条はなく、県警は強盗致傷事件として逃げた男の行方を追っている。
県警の発表によると、23日午後8時頃、一人暮らしの男性がいた室内に男が侵入し、拳銃のようなものを突きつけて何らかの方法で暴行を加え、現金を奪った。男性は24日午前6時半頃に自宅の非常通報サービスで「頭をけがした」と伝え、連絡を受けた民間会社が119番した。
県警によると、逃走した男は40~60歳代で、身長約1メートル70の中肉。上下黒っぽい服装をしていたという。
現場はJR郡山駅から北東に約5キロの住宅が点在する地域。被害男性と面識があるという70歳代女性は「23日夜は事件が起きているとは気付かなかった。けがの具合が心配だ」と話した。近隣の男性(75)は「戸締まりをしっかりしたい」と不安そうだった。

神戸マンション女性殺害…東京で“男確保”の瞬間 同級生が明かした男の素顔とは【バンキシャ!】

神戸市のマンションで24歳の女性が殺害された事件。逮捕された男が24日、送検されました。男は事件当日、50分以上にわたり女性のあとをつけていたとみられています。職場での評価は悪くなかったとの証言もある、35歳の男の素顔とは。【真相報道バンキシャ!】
◇◇◇
24日午前9時すぎ。捜査本部が置かれている神戸市の警察署の前には、多くの報道陣の姿が。そこへ―
バンキシャ!
「9時過ぎです。谷本容疑者が警察署から出てきて車に乗り込みました」
姿を現したのは谷本将志容疑者、35歳。うつむいたまま車に乗り込み、送検された。
バンキシャ!
「谷本容疑者を乗せた車が葺合警察署を出ました」
20日、兵庫県神戸市のマンションで片山恵さん(24歳)を、ナイフで刺し殺害した疑いがもたれている谷本容疑者。
谷本容疑者(35)
「殺意を持っていたかはわかりません」
容疑を一部否認している。
そして24日になって新たにわかったこと。谷本容疑者は事件当日、片山さんの職場近くから同じ電車に乗るなどして、50分以上にわたり、後をつけていたとみられる。
谷本容疑者はいったいどんな人物なのか?
バンキシャ!は、谷本容疑者のおばに話を聞くことができた。
バンキシャ!
「最近会ったのはいつなんですか」
容疑者のおば
「去年かな。お墓参りで」
容疑者のおば
「自分にすごく自信持っている」
「聞いたらよくしゃべります、自分のことは」
「本当びっくり、信じられない。本当に申し訳ない」
谷本容疑者は自分の緊急連絡先として、このおばの連絡先を書いていたという。
容疑者のおば
「ひとりっ子だし、(両親と)つながりが希薄だから、いろいろ声かけてくれた私を書いていたんだと思います」
◇◇◇
容疑者を知る人たちを取材すると、その素顔が見えてきた。
バンキシャ!
「女性とのトラブルは」
中学時代の同級生
「全然なかったと思います。奥手なタイプだった」
これは、バンキシャ!が入手した防犯カメラの映像。事件から2日後の22日午後3時50分ごろに、東京・奥多摩町で撮影されたものだ。
映っていたのは金髪まじり、黒髪の人物。谷本容疑者とみられる。よく見ると、顔にはマスクが。
肩に小さなバッグをかけ、手には白い袋のようなものを持ち歩いて行った。この12分後。あとを追うようにパトカーが走って行く。
さらにその2分後、今度は赤色灯をつけた車が猛スピードで駆け抜けていった。その約10分後。
谷本容疑者は、防犯カメラからおよそ750メートル離れた場所で確保された。
確保の現場を目撃した人がいた。夫が撮影したという、写真を見せてもらうと―。防犯カメラに映っていた人物と同じ、金髪まじりの黒髪が確認できる。
確保を目撃した人
「男の人が叫んでて、刑事の人がおさえていた」
「もだえている、振りほどこうとしていた。そういうふうに見えました」
確保の時には抵抗する様子も見せていたという谷本容疑者。いったいどんな人物なのか?
谷本容疑者が子どもの頃を過ごしたのは大阪。24日、バンキシャ!は中学時代の同級生に話を聞くことができた。
バンキシャ!
「中学校3年間一緒だった?」
谷本容疑者の中学校の同級生
「中3まで一緒だった」
当時の谷本容疑者は“目立つ存在”ではなかったという。
中学校の同級生
「そんなのするんだぐらいの、人を殺すような」
「静かで無言。静かでしたよ」
一方、小学校からの同級生は。
谷本容疑者の小中学校の同級生
「野球部でチームメートでした。一緒に遊んだりもしていましたし、野球の部活で仲良くしていました」
野球部に所属していたという谷本容疑者。ポジションは内野だったという。
小中学校の同級生
「野球部に引っ張っていくようなキャラがいて、そいつのまわりにいる感じの人でした。引っ張っていく側ではない」
やはり、おとなしい性格だったという。
小中学校の同級生
「普通に真面目でいいやつだった印象ですね。集団でいると、おとなしめな感じではありましたね」
バンキシャ!
「学生時代に女性とのトラブルとか」
小中学校の同級生
「全然なかった、そういうものにあまり縁がないような、奥手なタイプの人だったと思う」
女性とのトラブルはなかったという。
20代になると、神戸市にある建設会社に就職したという谷本容疑者。
14年前、一緒に働いていた元同僚は。
元同僚
「いたって真面目でしたよ。性格は、別にカーッとくるタイプではなくて、人に合わすタイプだったね」
「僕もかわいがっていたので、プライベートでご飯食べに連れて行ったり、一緒にバッティングセンターに行ったり」
当時の仕事ぶりは“真面目”だったという。
◇◇◇
そして、2023年5月には東京の会社へ転職。ドライバーとして働き始めた。
この会社の社長も、谷本容疑者の仕事ぶりについて同じ印象を持ったという。
ドライバー業 社長
「ものすごく明るく、仕事は真面目です。無遅刻・無欠勤・勤務態度もものすごく良く、お客様からもすごく評判が良くて、最高のドライバーでした」
ここでは、4畳半の社員寮で暮らしていた。
ドライバー業 社長
「みんなと共同生活もちゃんとできていましたし、問題はありません」
「趣味がバレーボールをやっているらしいんですけど、子どもにも教えてたっていう話は聞きました。合宿をやったり」
谷本容疑者は東京での生活になじんでいたという。そして8月のお盆休みには…。
ドライバー業 社長
「仕事も一生懸命やってくれていますので、往復の新幹線代とかも会社のほうで払ってあげるから里帰りしてきなさいということで」
「小さいスーツケース持って『いってきます!』って感じで、笑顔で出て行ったっていうのはうちの社員から聞いております」
笑顔で“帰省する”と話したその3日後、谷本容疑者は片山恵さんの殺害に及んだとみられる。その行動には、いまだ多くのナゾが―。
谷本容疑者は、東京から神戸市内に入った後、殺害された片山恵さんの自宅近くのホテルに事件の数日前から宿泊していたことが、24日、捜査関係者への取材で新たにわかった。
また事件当日は、片山さんの職場近くから同じ電車に乗車するなどし、50分以上にわたりあとをつけたとみられている。その足取りからは片山さんへの“強い執着”が浮かび上がる。
だが逮捕から2日。谷本容疑者は、片山さんと面識があったという趣旨の供述はしていない。
専門家は、容疑者が神戸に来てから事件までの間に、狙う人物を探していた可能性を指摘する。
元神奈川県警 捜査一課長 鳴海達之 氏
「ターゲットを誰にしようかという物色行為の中で、今回の被害者が目にとまったんだろう。見た感じとか、抵抗されそうだとか、そういった事を容疑者なりに考えていたんだと思う」
◇◇◇
職場の社長は谷本容疑者が逮捕された22日、出社しない容疑者にこんなメールを送っていた。
ドライバー業社長
「谷本くんの今の行動は、社会人として認められません。帰れない事情があるなら、連絡ください」
しかしその後、返信は来なかったという。
ドライバー業社長
「僕は自分の子どものように接していたんですが。一報聞いてもうショックしかありません」
(2025年8月24日放送「真相報道バンキシャ!」より)

「今、ここで殺してもいいよな」40代の元妻に包丁を突きつけ脅迫か 45歳の会社員の男を現行犯逮捕 元妻が通報 札幌市北区

8月24日夜、札幌市北区で、45歳の会社員の男が、40代の元妻に包丁を突きつけ、「今、ここで殺してもいいよな」と脅迫したとして逮捕されました。
暴力行為等処罰に関する法律違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市手稲区に住む45歳の会社員の男です。
男は24日午後11時ごろ、元妻の家で元妻に包丁を突きつけ、「今、ここで殺してもいいよな」と脅迫した疑いが持たれています。
警察によりますと、元夫婦間で何らかのトラブルがあり、男が元妻の頬をたたいたため、元妻が「元夫から暴力をふるわれました」と警察に通報しました。その後、男が包丁を突き付け脅迫したということです。
男は駆けつけた警察官にその場で逮捕されました。
調べに対し、男は「包丁を突きつけて殺すぞと言ったことは間違いない」と一部容疑を認めているということです。
警察が犯行の経緯や動機などを詳しく調べています。

【速報】大川原化工機えん罪事件 元顧問の相嶋静夫さん(当時72)の墓前で警視庁と検察幹部が謝罪

機械メーカー「大川原化工機」社長らのえん罪事件で、警視庁と検察の幹部が、亡くなった元顧問・相嶋静夫さん(当時72)の墓前で謝罪しました。
「大川原化工機」の大川原正明社長と元役員の島田順司さん、元顧問の相嶋静夫さんの3人は、2020年、軍事転用可能な機械を不正に輸出したとして逮捕・起訴されましたが、約1年間勾留された後、犯罪にあたるかどうか疑いが生じたとして、起訴が取り消されました。
その後、大川原社長らが国と都を相手に起こした民事裁判で、捜査は違法だったとして、約1億6600万円の賠償を命じた判決が確定し、6月、警視庁の副総監と東京地検の公安部長が大川原化工機の本社を訪れ、大川原社長と島田さんに直接謝罪しました。
しかし、勾留中に胃がんが見つかったにもかかわらず、保釈が認められないまま亡くなった相嶋さんの遺族は、「何が真実か説明がないまま謝罪は受け入れられない」として、謝罪の場には同席していませんでした。
大川原化工機側の弁護士によりますと、今月7日に警視庁と最高検が捜査の問題点や再発防止策をまとめた検証報告書を公表したことを踏まえて、遺族は謝罪を受け入れることを決めたということです。

自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず

また「石破ヤメロ」の声が上がった。
自民党保守派のホープと呼ばれ、「将来の首相」候補として名前が挙がる小林鷹之元経済安保相が24日、BSテレ東の番組に出演し、参院選大敗を巡る石破首相の責任論に言及。「誰も責任をとらないと、自民党が守ってきた民主主義を否定するものになりかねない」「トップ自ら判断をしてもらいたい」と発言した。
「コバホーク」の異名をとる小林氏は3日にも、「出処進退は自身で判断されると思う」と言っていた。9人が出馬した前回総裁選では決選投票には残れなかったものの、1回目の投票で5位につけるなど“爪痕”を残した小林氏。そのため、一連の威勢のいい発言は「ポスト石破への意欲の表れ」(永田町関係者)とみられている。
小林氏に近い自民関係者も「前回総裁選で鷹之さんを支援したメンバーは今もたまに面会している。本人もヤル気は十分なはずだ」と豪語する。ところが、前回、小林氏を支援した別の自民関係者は「次は小林さんじゃない」と言い、こう続ける。
「ポスト石破には、満を持して高市早苗前経済安保相を担ぎたい。混迷する国際社会の中では、初の女性首相、タカ派の高市さんくらいのインパクトがないと各国首脳と渡り合えない。悪いけど、次の総裁選では小林さんに引いて欲しいと思っている」
小林氏と高市氏は共に保守的な政治信条を持ち、かねて「キャラかぶり」が指摘されていた。だからこそ、保守系の一部で小林氏でなく高市氏で一本化する動きが出てきているわけだ。
共同通信の世論調査(23、24日実施)では、次期総裁としてふさわしい議員のトップは高市氏だった。世論の人気は高く、本人もヤル気満々。7月の参院選のさなかに早々と「私なりに腹をくくった」と、総裁選出馬に意欲を示していた。
しかし、高市氏に対してはいまだに永田町で「仲間が少ない」との指摘が多い。こんな声もある。
「トランプ米大統領の存在で国際情勢は先行きが見えず、どんどんキナ臭くなっている。正直、『高市さんで大丈夫なのか』と思いますね。もう少し落ち着いた人がいいのではないか」(自民党保守派議員の秘書)
つまり、党内保守派は「小林だ」「いや高市だ」と意見が割れてバラバラ。「石破おろし」で最も声が大きいのが保守派の面々なのだが、石破首相をおろそうにも立てるタマがいなければ、その先の展望は不透明である。
カギ握る旧安倍派“裏金5人衆”の謀議の行方
トドメになりそうなのが、裏金事件の“震源地”である旧安倍派の幹部らの動きだ。「5人衆」と呼ばれた西村元経産相、萩生田元政調会長、松野前官房長官、世耕前参院幹事長が謀議。「石破おろし」に蠢いているが、印象は最悪だ。
「幹部らが誰のバックにつくのか、という点が今後の大きなポイントです。もちろん彼らも保守系ですから、高市さんや小林さんが視野に入っているでしょう。しかし、2人にすれば、背後に旧安倍派幹部の影がチラつけばマイナス要因。世間から『やっぱり裏金議員が後ろ盾か』と受け止められかねない。そうなれば、猛批判を招き『石破おろし』は不発になってもおかしくありません」(官邸事情通)
こんな状況だから、石破首相はどこか余裕なのかもしれない。
◇ ◇ ◇
醜い党内政局にうんざりする自民党議員も……。●関連記事【もっと読む】『選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き』で詳報している。

<石丸氏・代表辞任へ>全10人落選「再生の道」と参政党、どうしてここまで差がついた?「政治家の器の違い」「党首が立候補しない政党など相手にされない」

さきの参院選では参政党をはじめとする新興政党が大きく票を伸ばしたものの、石丸伸二氏が率いた「再生の道」は都議選に続き、その注目度とは裏腹に議席を獲得できなかった。 これを受け、石丸氏は代表を辞任する意向を固めたともいわれている。なぜ、こうなったのか。早稲田大学招聘研究員で国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏が解説する――。
【画像】SNSとオールドメディアを巧みに使って躍進をはたした参政党
再生の道が急速に失速してしまった原因
さきの参院選では、鳴り物入りで登場した新党の明暗も分かれた。今回、新党について、再生の道と参政党を比較することで、現代の選挙戦におけるSNSとオールドメディアの関係について深掘りしてみたい。
再生の道は石丸伸二元安芸高田市長率いる新党である。昨年の東京都知事選挙でSNSを活用して旋風を起こしたとされ、同知事選挙直後では本年の参院選の台風の目として警戒される一幕もあった。
しかし、再生の道は下馬評に反して急速に失速してしまった。この原因は何だったのだろうか。明らかな原因の一つは、石丸氏の政治に対する冷笑的な態度であろう。
都知事選挙直後から繰り返された、冷たさを感じさせるその態度は、熱狂的な支持者以外の人々から、石丸氏への関心を失わせるには十分なものであった。
そもそも石丸氏が昨年の都知事選で有力候補者になった理由は、実は彼が忌み嫌っているように見えた「オールドメディア」による影響が大きかった。
同選挙では、現職の小池百合子都知事がほとんど選挙活動を実施しない「東京都民の選挙に対する関心を下げる」戦略を実行していた。
小池知事は選挙活動期間中も粛々と公務を継続し、対抗馬として注目された蓮舫氏は共産党との連携によって自滅し、オールドメディアは都知事選というお祭りにおいて取材ネタが不足している状態にあった。
そこで、オールドメディアはSNSを活用して急上昇していた石丸氏の人気に目を付けて、彼を主要候補者として大々的に取り上げた。すると、そのこと自体が再びSNS上の注目に跳ね返ることで、最終的には石丸氏の街頭演説等がお祭り騒ぎ状態になる事態に繋がった。
石丸氏が得た同選挙での人気は、初期段階はSNSを通じて広がったが、途中からオールドメディアが作り上げた選挙の構図に乗っかったものだった。
党首が立候補しない政党など相手にされない
ところが、今回の参院選では状況が全く異なっていた。そもそもメディアは政党要件を満たしていない政党を大々的に取り上げることはしない。
また、小池都知事がほぼ何もしなかった都知事選と比べて、国政選挙では百戦錬磨の政党・政治家らが十分なリソースを投入して活動している。党首が立候補しない政党など相手にしないのは当然であった。
さらに、石丸氏の政党運営のド素人ぶりが主要メディアから事実上無視される事態に拍車をかけた。それは都議選での候補者の無計画な濫立による大敗である。
彼我の戦力差を無視した複数候補者の同一選挙区での擁立など、その非現実な選挙戦のやり方は、オールドメディアの記者たちを呆れさせた。
結果は石丸氏の神通力を信じた候補者が無駄に使い捨てられ、都議選で一議席も確保できない有様は惨憺たるものであった。
新興政党は一度でも負けぐせがつけば政党も政治家もほぼ終わる。都議選時の再生の道の姿は残された期待値を雲散霧消させてしまった。
考えてみれば、石丸氏には組織的な選挙経験は無く、選挙を勘違いしたド素人による政党運営の末路であったと言えるだろう。
もちろん誰にでも間違いはあるので、同党から都議選や参院選に立候補した志ある人々には別の機会で再び頑張ってほしい。
現場のたたき上げの選挙で苦労してきた参政党
一方、今回の参院選で躍進した参政党は、再生の道とは全く成り立ちが異なる政党だ。そもそも代表を務める神谷宗幣氏は地方議員出身者である。
経歴も決してピカピカとは言えず、現場のたたき上げの選挙で苦労してきた人物だ。若き日には全国の地方議員のネットワークである龍馬プロジェクトを立ち上げ、現場で多くの選挙の在り方を見てきた。
また、神谷氏は自民党から勝ち目がない選挙区で衆議院議員選挙に立候補した経験もある。
その神谷氏が目指した政党づくりは党員によって支えられた選挙である。もちろん新興政党らしく参政党にとってもSNSが主要な広報媒体であるが、そのSNSで集めた党員が現場レベルの組織に落とし込まれている点が他の政党とは決定的に異なる点だ。
また、参政党は結党以来、地方議会議員選挙で地道に勝利を重ねてきている。その原動力は衆議院全小選挙区に設置された党支部であり、同支部に所属する党員の存在である。
都議選ではリソースを集中…風が吹かなくても戦える
これらの支部の設立は、一定数の党員が集まることで、党本部から設立が認められる。したがって、地域にしっかりとした足腰となる選挙基盤がなくてはならない。
参政党は選挙運営のイロハを踏まえた設計がなされており、選挙戦で風が吹かなかったとしても、地上戦のみで戦うだけの戦力が整っていたと言えるだろう。
参政党の選挙眼も極めて正確だ。再生の道がド素人の選挙戦を展開して大敗した東京都議会議員選挙で、参政党は4選挙区で戦って3議席を獲得している。
参政党がリソースを集中して戦ったのは、当選者数が多い選挙区に絞られていた。そのため、新興政党にとって登竜門となる都議選で成果を上げて、政党に勝ち癖を付けることに成功した。
当然であるが、都議選の当選を受けて、オールドメディアも参政党に注目せざるを得なくなった。その上で、さらに梅村みずほ参議院議員を引き抜くことで、衆参合計5人の国会議員体制を作り上げ、同党はオールドメディアに出演する権利を勝ち取った。
従来までは完全に無視を決め込んでいたオールドメディアが参政党について報道せざるを得なくなり、それが今回の参院選での躍進に繋がることになった。実に計画的かつプロフェッショナルとしての仕事ぶりだ。
地道かつ着実なやり方を好む神谷氏の差配による面も大きいだろうが、同党に極めて優れた選挙参謀がいることが示唆される結果だ。
政治家の「真の器」次第ということになる
再生の道と参政党の両党を比較してみると、現状のSNSの限界とオールドメディアの力が浮き彫りとなる。
まず、SNSは特定の候補者の最初のスタートダッシュを支えることができる。そして、SNSで押し上げられた候補者は一時的にネットの風を受けて発信力を得ることができる。
しかし、その状態から本物の政治力を持てるかは、その政治家の「真の器」次第ということになる。自らがSNSで一時的に得た力を過信せず、地道な政治的な地盤を築くことに使えるか、その力の使い方で本当の意味での賢さの違いが出てくる。
特に注意しなくてはならないのは、SNSでの人気に目を付けたオールドメディアが盛り上げる「時の人を作る力」の副作用だ。オールドメディアの能力は衰えつつあるとはいえ、依然として渦中の人物やその支持者を勘違いさせるだけの魔性の力を持っている。
SNSとオールドメディアとの相乗効果
SNSで人気なように見えても、実態としてはその人気はオールドメディアとの相乗効果による面が大きいことはしっかりと認識されるべきである。
それらをSNS上の人気として勘違いすると、その政治家はそこで終わりということになる。オールドメディアの影響力は依然として大きいと判断するべきだ。
今のところ、参政党は再生の道と同じ轍を踏むことは無さそうではある。しかし、それは同党の代表である神谷氏に限ってのことである可能性が高い。
新たに誕生した国会議員にまで神谷氏が今までやってきた冷静な計算に基づく政治行動ができるかはわからない。むしろ彼らが神谷氏の態度を十分に理解することもなく模倣するようになれば、参政党のブランドイメージは回復不能なまでに著しく傷つくことになるだろう。
また、参政党にはオールドメディアによる注目(バッシング)が継続する。神谷氏がそれをうまく乗りこなすことによって、現場での地盤作りにさらに利用していくことができるのか。
最終的にはSNSにもオールドメディアにも依存しない、本当の地力を持った政党に化けることができるのか。今後の参政党の政党運営の動向に注目していきたい。
文/渡瀬裕哉

伊東市長が「伊豆高原メガソーラー計画」めぐりXで主張 膠着状態に…「謝ってから市長続ければ」の声も

学歴詐称疑惑が問題となっている静岡市伊東市の田久保真紀市長が2025年8月20日、Xで再び「メガソーラー計画」をめぐる主張を行った。
「予断を許さない状況」訴え
田久保氏をめぐっては、市の広報誌に平成4年(1993年)に東洋大学法学部を卒業したと記載していたが、卒業していないとする投書が市議会に寄せられたとして問題になった。その後、田久保氏は大学を除籍となっていたことが明らかになった。
市議会ではこの問題に関し百条委員会を設置し、田久保氏が「卒業証書」だとしているものの提出を求めたが、田久保氏はこれを拒否する状況が続いている。
田久保氏は7月中に辞任し出直し選挙に臨む姿勢を明らかにしていたものの、7月31日にこれを撤回。「改革への道はまだ本当に始まったばかり」などとして、続投の意思を明らかにしていた。
このとき続投の理由として挙げたのが、伊豆高原での「メガソーラー計画」の白紙撤回実現をめぐる主張だ。20日にも、同計画について「予断を許さない状況」と訴えていた。
メガソーラー計画現場写真添え「今日現在新たな変更許可は出ていません」
田久保氏は24日、【伊豆高原メガソーラー計画 02】としてメガソーラー計画をめぐる新たな投稿を行った。
投稿には、現場に掲示された標識や、フェンスで囲まれた工事現場の写真を添えている。また、「伊豆高原の森と八幡野の海を守る会」による投稿を拡散した上で、翌25日にも新たな主張を重ねた。Xで次のような投稿があった。
その上で、「1の中で、現在申請中の宅地造成等規制法に基づく変更許可申請の審査について迅速に対応する旨が確約されています。前回のポストで取り上げた変更許可がこの申請にあたります」と説明している。
16日には「今回の騒動の全容がやっと見えてきました」
メガソーラー計画をめぐる問題を繰り返し訴えている田久保氏だが、16日の投稿では「今回の騒動の全容がやっと見えてきました。事実関係に基づいてその目的を明らかにしてきます」と意味深長な投稿を行っていた。
SNSでは、「どうか利権や圧力に屈せず市民の皆さんの願いの為にやり遂げてください」「田久保市長、厳しい中本当に胸が痛みますが、頑張ってください。メガソーラーなんて絶対反対です」など、応援の声も上がった。一方で、学歴詐称疑惑をめぐる市民からの指摘をスルーし、メガソーラー計画に関する発信を続ける姿勢について、「問われてるのは人柄で嘘ついてるならちゃんと認めて謝ってから市長続けりゃいい」「許可証をキッチリ写真に収めて掲載できるんだから、卒業証書も掲載できると思うんだが」などとする声も多い。

【伊豆高原メガソーラー計画 02】 伊東市宅地造成等規制法は 令和4年 7月25日に新たな変更許可 静岡県林地開発許可は平成30年7月2日のまま、今日現在新たな変更許可は出ていません。#伊豆高原メガソーラー#メガソーラー計画反対 pic.twitter.com/Cdq7KbyArE

ランニング中の男性(69)がクマに襲われる 顔や両ほほを引っかかれるけが 24日 秋田・北秋田市

24日夕方、北秋田市で69歳の男性がランニング中にクマに襲われ、けがをしました。
意識はあるということです。
現場は北秋田市坊沢の県道です。
北秋田警察署の調べによりますと、24日午後4時20分ごろ、69歳の男性が道路上で倒れているのを通りかかった人が発見し、119番通報しました。
男性は頭や、顔の両ほほなどを引っかかれる けがをしていて秋田市内の病院へ運ばれました。
搬送時、意識はあり「ランニング中にクマに襲われた」と話していたということです。
クマの体長や走り去った方向などはわかっていません。
県内で今年クマに襲われてけがをした人は男性が8人目です。
現場は、先月31日に73歳の女性がクマに襲われその後死亡したグループホームから約1.2キロの、木々や田んぼなどに囲まれた県道上です。
警察が周辺の警戒にあたっています。