きょう午前9時15分ごろ、JR横浜駅の東海道線下りホームで「モバイルバッテリーから煙があがっている」と通報がありました。
警察と消防によりますと、東海道線下りの東京発熱海行き普通列車の車内で、乗客の荷物にあったモバイルバッテリーから煙があがりました。
電車が横浜駅に到着した後、駅員が消火し、けがはないということです。
JR東日本によりますと、東海道線はこの影響で、横浜-熱海間の下り線の一部に遅れが出ています。
「寄席の爆笑王」「新作の名手」急死 落語家の昔昔亭桃太郎さん80歳 敗血症
「結婚相談所」「裕次郎物語」「金満家族」など独自の視点、感性を駆使した新作落語を数多く生み出した落語家の昔昔亭桃太郎(せきせきてい・ももたろう=本名・柳澤尚心=やなぎさわ・たかみ)さんが28日午後0時30分、敗血症のため、都内の病院で亡くなった。80歳だった。落語芸術協会が31日、発表した。葬儀は近親者のみですでに行われた。喪主は妻の柳澤京子(やなぎさわ・きょうこ)さん。
落語芸術協会を牽引し続けたレジェンドが旅立った。最後の高座は12月13日の長野市内での落語会で「カラオケ病院」を演じていた。
朴訥とした語り口で作り上げた唯一無二の世界観。新作落語の名手は「寄席の爆笑王」とも呼ばれた。
高座に上がった瞬間、客席の空気を変えるキャラクター、独特のマイペース感に、たぐいまれな愛嬌も加わり、存在感は異彩を放っていた。
新作のネタにをするほど、石原裕次郎さん、巨人が好きで、さらに、ビートルズ愛好家としての音楽談義、湯飲み茶碗を用いたオリジナルのギャグ、「ルイジアナ・ママ」をもとに共演者も巻き込んでツイストを踊らせる余興でも親しまれた。
来春には、6番弟子・昔昔亭喜太郎の真打昇進が控えていた。
桃太郎さんは1945年(昭20)2月20日生まれ、長野県小諸市出身。66年6月、春風亭柳昇に入門し、昇太を名乗る。69年)4月、二ツ目昇進で「春風亭笑橋」。80年10月、真打昇進し、「昔昔亭桃太郎」となった。
尖閣周辺に中国船、年間357日 12年の国有化以降、最多
沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で31日、中国海警局の船1隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは47日連続。2025年は計357日となり、12年の尖閣国有化以降、最多となった。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国船は機関砲を搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。
菅義偉元首相、ラジオ番組出演でリーダー論語る「決断を下す勇気が必要」 首相時代の成果も
自民党の菅義偉元首相(衆院神奈川2区)は30日夕、俳優の森田健作元千葉県知事のニッポン放送番組に出演した。在任当時の新型コロナウイルス禍への対策を巡り「前例なき時こそ決断を下す勇気が必要だ」などとリーダー論を語った。
東京五輪を巡って開催までの間に激しい批判を浴びたが「政府として誘致した責任もある。開かなければ国際的な信頼も揺らぐ」と当時の胸の内を明かし「結果としてやって良かったと思う」と総括した。
首相時代の成果として不妊治療への保険適用(2022年4月から実施)の決断を挙げ、表明した自身の交流サイト(SNS)に2700万件超のアクセスがあったことを説明。「携帯電話料金の値下げの時の反響は1千万に届かなかったので正直言って驚いた」とし「政治家を30年やってきた中で最も反響が大きかった」と振り返った。
10年で激減「准看護師」養成学校が存立の危機 受験者減り採算悪化…廃止論も 地域医療の担い手確保へ
【動画】10年で激減「准看護師」養成学校が存立の危機 受験者減り採算悪化…廃止論も 地域医療の担い手確保へ
働きながら目指せる准看護師の養成学校が存続の危機にあります。
地域医療の担い手であり、再チャレンジの受け皿ともなっている准看護師。
その養成学校のいまを取材しました。
准看護師を目指すシングルマザー 働きながら資格取得へ
北海道旭川市にある看護専門学校です。
この日はオープンキャンパス。
生徒たちが看護師役を務め、受験生たちに実習を体験させました。
(山形輝美さん)「こんにちは、よろしくお願いします。これで音を聞いていくんですけども、一緒に聞きましょう」
血圧の測り方を説明しているのは、2年生の山形輝美さん。
准看護師を目指すシングルマザーです。
(山形輝美さん)「ドクドクドクと聞こえていたのがわかりましたか?聞こえ始めたところが収縮期血圧っていう上の血圧になるんです。こういうことを授業で練習していきます。迷っている時間はもったいないのと、入学してしまえばあっという間に2年は過ぎるので、迷っているなら受験してみることをおすすめします」
この学校では働きながら、または子育てをしながら、2年かけて「准看護師」の資格取得を目指します。
授業は午後からで、生徒の年齢もさまざま。
10代から50代が在籍しています。
(山形輝美さん)「自分の子どもくらいの年の子もいるので、若いっていいなあ」
“看護師”と“准看護師”の違いは? 判断や収入に「差」
看護師と准看護師では何が違うのでしょうか。
旭川市内のクリニックで働く准看護師の水上佳奈さんです。
准看護師は、医師や看護師などの指示を受けて診療や治療の補助をする仕事です。
看護師の業務と大きな違いはありませんが、自分の判断で急変した患者に対応することはできません。
また、収入にも差があります。
(水上佳奈さん)「いまから30分くらいは片付けをします」
病院の事務職員だった水上さんも、働きながら資格を取りました。
いまは正看護師になるために勉強を続けています。
(水上佳奈さん)「准看護師だと違う道からなれたり、どの年齢・どの立場でも挑戦することができる。(准看護師になって)よかったんじゃないかなと」
(あさひまちクリニック 若林義規理事長)「こういったところ(地方の医療機関)では看護師を募集してもこない。准看護師の方が来てくれて地域医療の支えになってくれるのはとてもありがたい」
准看護師は、戦後に病院が急増し、看護師不足を補うためにできた制度です。
専門学校は激減… 医師会が運営する学校も閉校へ
中学校卒業以上が要件で、最短3年かかる看護師に対し2年で資格を取得できます。
ところが近年、准看護師を養成する道内の専門学校は激減しています。
この10年で函館や帯広など6校が閉校しました。
残る3校のうち、医師会が運営する岩見沢の学校は9年後に閉校することを決めました。
受験者の減少による採算の悪化がその理由です。
(岩見沢市医師会 得地史郎会長)「本当に苦渋の決断であったんですが、閉校を決定した理由っていうのは一言で言うならば、医師会単独では維持することが困難になった。少子化に伴う受験数の減少、教員や講師の確保が困難になった」
2人の子どもを育てながら准看護師を目指す山形さん。
朝は目の回るような忙しさです。
(山形輝美さん)「いってらっしゃい、気を付けてね」
子どもの見送りを終えると、今度は夕食の下ごしらえです。
(山形輝美さん)「ひき肉が安かったのでハンバーグです」
手早く家事を済ませたあと、棚から取り出したのは分厚い教科書です。
午後の授業が始まるまでのわずかな時間、勉強に打ち込みます。
(山形輝美さん)「正社員で働くとなると年齢的に制限が結構、事務で働くとあるんです。求人が多い仕事って何かなって考えたときに、看護か介護が多かった。自分の力で資格を取って働きたいなと思ったのがきっかけです」
授業は午後1時から4時まで。
2026年2月の資格試験を目指し机に向かいます。
実は、山形さんが通う専門学校も経営状態は芳しくありません。
7年前113人だった受験生は2025年度33人まで減少。
収支の悪化による教育の質の低下を懸念しています。
(旭川市医師会看護専門学校 小場深雪副学校長)「今のままでは続けられないだろうと。続けたくても続けられない。育てるということもできなくなる。医師会(看護専門学校)の役割も終わっていくんじゃないかな」
准看護師制度の「廃止論」意見の対立も
学校が減っている背景には、准看護師制度の廃止論があります。
日本看護協会は、高度な医療に対応するため、制度の撤廃を求めてきました。
一方、日本医師会は人材確保のために准看護師は必要と主張し、意見が対立しているのです。
専門家は、准看護師は貴重な人材としながらも、次のように指摘します。
(旭川市立大学 山田直行准教授)「やっぱり専門性のある医療は国も必要としているところ。高度医療に適応できるというところでは、准看護師はちょっと置いて行かれているかなっていうところはありましたね」
夕方、学校を終えた山形さん。
子どもたちと一緒に夕食の準備です。
ハンバーグはみんなの大好物!
子どもたちは勉強と育児を両立させる母親を誰よりも近くで見てきました。
(駿斗さん)「(お母さんは)すごいよりのすごいだと思う」
(郁斗ちゃん)「母ちゃんが百点取ってほしい」
(山形輝美さん)「(子どもたちが)何かしたいことが決まったときに、お金がないからできませんと言いたくないので、経済的に自立したいというのがあります。働くようになったら今まで勉強ばかりしてきて、子どもたちにあまり構えなかったんですよね。なのでたくさん遊びに行きたいです」
人材確保と廃止論のはざまで揺れる准看護師。
看護師制度のあり方がいま問われています。
ストーブ列車連結外れる 緊急停止、乗客1人けが
青森県津軽地方の冬の風物詩「ストーブ列車」が29日に車両間の連結が外れて緊急停止し、乗客の外国人男性1人が脇腹を打撲するけがを負ったことが31日、運行する津軽鉄道(五所川原市)への取材で分かった。同社が原因を調べている。
同社によると、4両編成の下り普通列車で、通常の客が乗り降りする1、2両目の気動車が3、4両目のストーブ列車の客車を引いていた。
29日午後2時50分ごろ、津軽飯詰駅(五所川原市)を発車直後、2両目と3両目の連結が分離し、自動で非常ブレーキがかかった。全4両には客約200人、乗務員6人が乗車していた。
ストーブ列車は石炭を使う「だるまストーブ」で暖を取り、するめをあぶって食べる。
週間天気予報 年始の天気 帰省Uターンは大雪影響に注意 関東も雪の予想
【 この先のポイント 】
・初日の出のチャンスは? 最新の見解
・日本海側は年明け寒波で積雪急増のおそれ
・年明け2日(金)は関東で雪の予想
・年明けは全国的に再び真冬の寒さ
年明けは冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪や雨の降るところが多くなる見込みです。強い寒気の影響で、Uターン時の移動など交通に影響が出るおそれがあります。最新の気象・交通情報をこまめに確認し、時間に余裕をもった行動がおすすめです。
初日の出のチャンスは? 最新の見解
1月1日(木)は冬型の気圧配置となり、元旦の日の出は日本海側では楽しむのが難しく、太平洋側ほど見られるチャンスがあります。ただ、関東では沖合いから雲が広がる可能性があり、場所や時間帯によっては雲に遮られる心配があります。
また、沖縄や奄美は湿った空気の影響を受けやすく、初日の出は雲に遮られやすいため、見られるタイミングは限られそうです。
日本海側は年明け寒波で積雪急増のおそれ
年明けの日本付近は冬型の気圧配置が続きます。年明け早々に寒波となり、特に2日(金)は寒気のピークになる予想です。
2日(金)の朝は上空5500m付近で-36℃以下の大雪の目安となる寒気が北海道から日本海西部まで南下するとみられます。寒気の中心付近は-39℃以下と非常に強く、3日(土)の朝にかけて本州付近を通過する見込みです。
日本海側を中心に雪や雨が降りやすく、特に北日本や北陸では大雪や吹雪に警戒が必要です。
3日(土)の日中は一旦、雪が落ち着くものの、4日(日)から5日(月)にかけて次の寒気が近づいてくるため、再び雪が強まる見通しです。
3日(土)から4日(日)はUターンラッシュのピークで、大雪や吹雪と重なると車での移動に時間がかかったり、事故のリスクが高まると考えられます。
また、そのほかの交通機関にも影響の出る可能性がありますので、最新の気象情報に加え、交通情報もこまめにご確認ください。
年明け2日(金)は関東で雪の予想
天気分布予想 2日(金)21時
2日(金)は関東の沖合でシアーライン(風の流れが変化する境界線)が形成され、周辺で雲がまとまります。上空の寒気が通過する夕方以降は雲が発達して、雪や雨を降らせる可能性が出てきました。
最新の予報では関東の一部では2日(金)の午前中から雨や雪の降る所があり、夕方以降はその範囲が拡大する予想です。気温の下がる夜は東京都心を含む都市部でも雪になる可能性があります。
広い範囲で積雪が増加することはないとみられますが、冬用タイヤをはじめ雪への備えをしておくと安心です。
現時点では雪のタイミングや強さなどの予測に不確実性があるため、最新の情報をご確認ください。
年明けは全国的に再び冬の寒さ
予想気温 東京
寒気の影響が強まり、年明けは北日本で最高気温が0℃未満の真冬日となる所が多く、厳しい寒さが戻る見込みです。
東日本や西日本でも元日から最高気温が10℃に届かない所がほとんどとなる予想です。
年始のお出かけや初詣、Uターン時の移動の際は、寒さ対策が欠かせません。特に朝や夜は冷え込みが強くなるため、手袋やマフラーなどを活用し、体を冷やさないよう心がけてください。
日本政府が中国側に懸念伝達 台湾周辺での軍事演習「緊張を高める行為」
中国軍が、今月29日から2日間にわたり台湾周辺で軍事演習を行ったことを受け、日本政府は29日、外交ルートを通じて、中国側に懸念を伝えました。
外務省は31日、「中国軍が台湾周辺で実施した軍事演習は台湾海峡において緊張を高める行為だ」として、報道官談話を発表しました。
その中で、「台湾をめぐる問題が、対話により平和的に解決されることを期待するというのが、従来から一貫した立場だ」と強調しました。
東京・奥多摩町の林道で「内臓がない男性の遺体がある」と通報、動物に襲われたか…周辺でクマやカモシカ目撃情報
30日午後1時50分頃、東京都奥多摩町日原の小川谷林道で、登山中の男性から「内臓がない男性の遺体がある。動物に食べられたのかもしれない」と110番があった。駆けつけた警察官が、林道上で倒れている男性の遺体を発見した。遺体は損傷が激しく、警視庁青梅署は、動物に襲われた可能性があるとみて身元や死因を調べている。
同署幹部によると、現場はJR奥多摩駅から北に約9キロの山中で、周辺ではクマやカモシカがたびたび目撃されているという。
大阪・枚方で木造住宅が全焼 1人死亡、住人男性か
31日午前11時ごろ、大阪府枚方市宮之阪の木造2階建て住宅で「炎が上がっている」と近隣住民から119番があった。大阪府警枚方署などによると住宅は全焼し、焼け跡から年齢性別不明の1人の遺体が見つかった。同署は連絡の取れない住人男性(65)とみて身元の確認を進めるとともに、出火原因を調べる。
署によると、同居する母親(94)も顔や両手、両足などにやけどを負って病院に搬送され、意識不明の重体。隣接する住宅も全焼したが、住民は逃げて無事だった。
現場は京阪交野線宮之阪駅近くの住宅街。